五月「次世代環境創造」例会
委員長 石黒 真司
【参加対象者及び人数】
五月「次世代環境創造」例会
217名
市民 102名
正会員 114名
特別会員 1名
エネルギーEXPO
252名
市民 137名
正会員 114名
特別会員 1名
【事業内容】
(1)開催当日の進行内容
①オープニング映像(2分)
オープニング映像では東日本大震災後にエネルギー情勢が激変し、市民一人ひとりが自分ごととしてエネルギー問題について考える必要があることについて映像により意識喚起を行いました。
②委員会プレゼンテーション「エネルギーを学ぼう」(15分)
エネルギーに関する正しい判断力を身につけていただくには、まずエネルギーの基礎知識を学んでいただく必要がありました。最初に基礎知識を学ぶことにより、エネルギー問題や基調講演の理解度を高めました。また、2016年に訪れる電力小売り全面自由化にむけて多くの情報が交差する中、正しい知識を得なければならないことをイメージしていただき、知識の醸成と正しい判断力を身につけ当事者意識を高めました。
③基調講演 講師 岩井 尚人 氏による講演(55分)
講演内容「エネルギーロスを学ぼう」
本講演では市民一人ひとりがエネルギーロスの削減を実践することで、再生可能エネルギーのみで電力を賄える時代が到来し、原発に依存しない安全・安心なまちをつくることができる可能性を説いていただきました。また、エネルギーロスを身近に感じていただくために実験形式で講演していただきました。
実験内容
Ⅰ.体感温度をコントロールしてみよう
Ⅱ.家庭用ドライヤーで家電のエネルギーロスの仕組みを学ぼう
Ⅲ.照明のレイアウトでエネルギーロスの削減
こうしたエネルギーロス削減の実践方法を実験形式でわかりやすく講演していただきました。市民にエネルギーロスの基本原則を身につけていただくことによって、一人ひとりの工夫と応用でエネルギーロスの削減を実践できるようになり、持続可能な次世代環境についての知識を深め、行動につなげることができました。
④エンディング映像(2分)
エンディング映像では、私たちが住むまちのエネルギー情勢が激変したとしても、市民一人ひとりの知識の醸成と正しい判断力で行動に移していくことによって持続可能なまちを実現できることを伝えるため映像を放映しました。
⑤エネルギーEXPO
隣接会場の煙突広場にて展示会を開催させていただきました。自然エネルギー業界、石油業界、ガス業界、自動車業界など多種多様なエネルギーに対して取組みをしている企業及び団体に出展していただきました。多種多様なエネルギーへの取り組みを市民目線でわかりやすく紹介させていただくことで参加者のエネルギーに対する知識を醸成しました。
(2)事業の流れ
2014年
11月 1日(土) 企画立案
11月17日(月) 北海道大学 歴史地域文化専攻 田畑 伸一郎 教授 訪問
11月19日(水) 一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構
小林ユミ氏 訪問
11月21日(金) 北海道立総合研究機構 地熱研究所 高橋 徹哉 氏 訪問
12月 5日(金) 札幌市市長政策室 政策企画部 エネルギー政策統括担当係長
渡邊 誠 氏 訪問
12月13日(土) エコプロダクツ2014 訪問
2015年
1月22日(木) 会場打ち合わせ
1月28日(水) 新電力EXPO 訪問
2月 3日(火) 合同会社エネロスバスターズ 代表 岩井 尚人 氏 訪問
2月20日(金) 講師 基調講演打ち合わせ
2月24日(火) 第2回理事会 協議上程
2月25日(水) 電力自由化EXPO 訪問
3月24日(火) 第3回理事会 審議上程
3月25日(水) Facebook公開
3月30日(月) 一般社団法人札幌青年会議所ホームページ掲載
HOT・MAIL配信、チラシ入稿
4月 6日(月) チラシ及びポスター印刷完了 配布開始
5月 9日(土) 五月「次世代環境創造」例会 開催
7月24日(金) 第7回理事会 報告上程
(3)開催当日のスケジュール
10:00 展示会開始
13:00 例会受付開始
13:30 例会開会
13:31 理事長挨拶
一般社団法人札幌青年会議所 第64代理事長 田﨑 秀明 君
13:36 オープニング映像
13:38 委員会プレゼンテーション
13:53 基調講演
14:48 質疑応答
14:56 エンディング映像
14:58 アンケート記入
15:00 例会閉会
17:00 展示会閉会
【本年度の工夫と事業実施による効果】
(1)会場と隣接する煙突広場にて展示会を開催し、多種多様なエネルギーへの取り組みを市民目線でわかりやすく紹介させていただくことで参加者のエネルギーに対する知識を醸成します。
(2)例会に参加していただくことによってエネルギー問題は難しい問題ではなく、日々の生活から改善できることを認識していただき当事者意識を高めます。
【運営上の問題点と今後の課題】
(1)委員会プレゼンテーション、基調講演において、ステージ上のスクリーン映像がアトリウムの光の乱反射により観客から見えにくい問題が発生しました。
(2)基調講演において、講師の音声が観客全体に伝わらず、一部聞き取りにくい場所がありました。
(3)ステージ上のスクリーン映像とオーロラビジョンが上手く連動しない問題が発生しました。
(4)会場内でメンバーが滞留しているため、スムーズな退場ができない問題が発生しました。
(5)屋外煙突広場EXPOにて、参加者が少なく、動員に対する工夫が必要であったと考えます。
(6)例会、EXPO共に、動員に対し通り過ぎるのではなく、人が集まるようなブースを出展するなどたくさんの人が足を留めるような工夫が必要であったと考えます。
(7)アンケートの回収率が少ない問題が発生しました。
今後の課題
(1)アトリウムの光の乱反射で映像が見えにくいという問題については、事前に把握し、紙資料を配布するなど工夫が必要です。
(2)講師の音声が観客席全体に伝わらない問題については、リハーサルの段階で確認を行い、スピーカーを設置するなど工夫が必要です。
(3)ステージ上のスクリーン映像とオーロラビジョンが上手く連動しない問題については、リハーサルの段階で確認を行い、会場側との打ち合わせが必要です。
(4)例会閉会後について、会場内でのメンバー滞留を防ぐため、メンバーの退場を促すよう、アナウンスをするほか、委員会メンバーによる退出の呼びかけを徹底することが必要です。
(5)屋外煙突広場EXPOへ参加者を動員するためのアナウンスをするほか、委員会メンバーによる呼びかけを徹底し足を会場にはこんでいただくことが必要です。
(6)参加者動員について、サッポロファクトリーという会場は多くの市民の目に触れる会場であるため、人を集めるようなブースを出展するなど足を留めていただく工夫が必要です。
(7)アンケート回収率を高めるために、アンケート記入時間を設けるなどの工夫が必要です。
【総括】
当委員会では、予定者段階より「次世代環境のエネルギーとは」に探究し様々な観点から調査、研究してまいりました。その中でエネルギーロスの改善の重要性に着目し、次代の札幌にどのような行動が必要なのかという結論に結びつきました。例会に来場していただいた多くの方より、多くの気づきと学びを発見することができたと、多くのお言葉を頂戴することができました。また、屋外の会場にて、エネルギーEXPOを開催し、多くのエネルギー事業者やエネルギーに携わる環境団体に参加いただき、札幌初の、TOYOTAの水素自動車、MIRAIも会場に設置することができました。私個人的にも次世代の環境エネルギーについて、調査、研究することにより奥深さを実感することで、次世代の札幌に必要だということを気付くことができ、多くの市民とメンバーに伝えることができたことに達成感を感じることができました。例会の開催にあたり、設営や誘導・告知にも多くの修正点はあり、次年度への課題として引き継いでいく所存でございます。岩井講師の招致にあたっては、様々な団体やセミナーなどの参加を通じ選定させていただきました。このような機会を私に与えて下さり、当日の実施日までご尽力いただいた森副委員長およびすべての皆様に心より御礼申し上げるとともに委員会のすべてのメンバーに敬意と感謝を表し、私の委員長所見とさせていただきます。