共助社会確立委員会

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委員長 中目 雄介

 

【総括】

当委員会は、共助社会の確立に向けた調査・研究・発信、市民褒賞事業の開催、そして2016年度新入会員の募集を展開して参りました。本年度最初の一般公開例会となった三月「共助社会確立」例会の開催にあたり、担当副委員長と共に予定者段階の2014年9月より調査・研究を開始し、半年間に渡り企画・運営に取り組んでまいりました。共助という言葉は簡単な漢字で成り立ち、「共に助け合う」という意味であることは自明でありながらも、共助によってまちの力を高めるにはどのように理解するべきかどうかという命題は大きな難問であったと思います。そもそも共助という考え方について、政府広報にも取り上げられる実例である防災や社会福祉における助け合いが市民に広くイメージされていた現状に、市民アンケート結果から読み取れる「助け合いは必要だが、経済には結びつかない。」といったところへつながっていたように思います。その意味においては、本例会は、共助というカテゴリーにおいて、市民の皆様に新しい視点の共助を伝える機会となり、共助社会が市民一人ひとりの特色やアイディアをもち寄って、高め合うことができると発信したことは、新しいまちの課題を解決する道標となったと思います。市民に広く浸透していないこの新しい「共助の精神」の捉え方を共助の必要性から考え、まだ見ぬまちの魅力に光をあてることに委員会スタッフそしてメンバー全員で取り組みましたが、事業内容・構成に課題が残ったことは事実です。しかしながら、この前人未踏なる共助のアプローチに挑んだことは、委員長として誇りに思うところであります。

また、地域に潜在する夢と行動力をもったひとを発掘して讃える事業であるSAPPRO AWARDを昨年度から継続して実施するにあたり、様々な立場や分野で活躍するひとを当委員会にてエントリー募集・審査委員会の企画運営を担当いたしました。部門の設定からチラシの配布先、審査委員の選定、審査委員会の形式や審査方法に至るまで、担当副委員長はじめ委員会メンバーが一丸となって知恵を出し合い、支え合い、助け合うことによって、77名の募集につなげる礎をつくることができました。この77名という成果は、各会議・委員会の協力、そして外部協力なくして成し得ることはできませんでした。特に各会議・委員会には5名以上のご推薦をいただくにあたり、目標件数に留まらない多くのご推薦をいただいたことについて感謝に尽きません。

そして、この77名のエントリーから、札幌で活躍する夢と行動力をもった「ひと」を発掘、表彰するために、惜しみなくその魅力を引き出すことのできる第1回・第2回審査委員会を企画運営いたしました。公平公正な審査委員会の開催にあたり、7名の審査委員に多大なるご協力を賜り、授賞式につなげることができました。本事業を運営させていただいたことは、事業エントリーいただいた77名一人ひとりがもつ魅力を深く理解し、誰もが納得できる審査委員会となるよう委員会メンバーが心を一つにする機会となり、「ひと」の魅力がまちの活力を高めるという意識をもつことができました。また、議長・委員長各位の格別なるご協力により、開会時間など変更が伴いながらも、多くのオブザーブ参加をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。

最後に、長い期間にわたり事業構築・実施を支えていただいた委員会スタッフ・メンバーが寄せていただいた共助の精神に心から感謝を申し上げます。

  また、未来創造室・森田副理事長、小野木室長をはじめ当委員会の事業にお力をいただいた全ての皆様に心から感謝申し上げます。本年度の運動で学び得た、共助の精神を糧に今後の青年会議所運動に邁進していきたいと思います。

 

【事業内容】

  1.三月「共助社会確立」例会の企画・運営

  2.九月特別事業褒賞要綱及び募集計画

  3.九月特別事業審査委員会の企画・運営

 

【事業の様子】

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三月「共助社会確立」例会

 

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九月特別事業エントリー募集チラシ

九月特別事業 審査委員会