常務理事/総務室長 阿部　英介

【はじめに】

　一般社団法人札幌青年会議所　２０１５年度は田﨑理事長のもと「郷土愛溢れる自律したサッポロの創造」を基本理念に掲げ、一年間歩んでまいりました。田﨑理事長から「常務理事」「総務室長」という重責を担わせていただき、入会してから今日に至るまでの青年会議所の経験を活かし「阿部英介」が組織のためにできることを常に意識し１年間を活動してまいりました。

【常務理事として】

　歴代常務理事の皆様の顔ぶれを見ると、「私にこの役職を１年間全うできるだろうか」そんな不安が込み上げ、日々迷いながら悩みながらなんとかギリギリで乗り越えている、そんな２０１５年度の始まりでした。札幌青年会議所の組織のガバナンスは当年度の専務理事、常務理事が作り上げているように感じていたため、私には「常務理事」という役職は何事に対しても妥協は許されなく、自分の緩みは全て組織の緩みと変わってしまい、常に緊張感をもって挑まなければ２０１５年度の札幌青年会議所が不甲斐ない組織となってしまうと考え、日々与えられた担いを全うし、時には誰よりも厳しく規則・規範について指導をさせていただきました。組織の要となり役に徹する小田専務理事のもとで、厳しくご指導いただき、会計はもちろんのこと、２０１５年度の札幌青年会議所の組織の在り方を考える日々が続きました。私にとって田﨑理事長をお支えすることは、小田専務理事を少しでもお支えすることでした。後手に回らずに、率先して行動することが大切であり、小田専務理事が役に徹することができるように担いを全うしてきたつもりではございますが、何分自分の能力の足りなさや不甲斐なさもあり、胸を張って「小田専務理事の全てを支えることができた」とは言えないのが正直なところでございます。ご迷惑ばかりをお掛けしたにも関わらず、厳しい指導の中でも優しさを与えていただき、今後も青年会議所活動を行っていく私に前向きに活動して行くことができる、言葉にはできないとても大切な何かを心に抱かせていただきました。小田専務理事には心から感謝しております。ありがとうございました。

【総務室長として】

　私にとって財政・規則審査会議、総務委員会は２０１５年度の札幌青年会議所の下支えとなり、１年間の運動を作り上げていく上で、最も大切である組織の土台を構築していく会議・委員会でした。「透明性と信頼性を高める組織環境の構築」を基本方針に掲げ、ルールを厳守し円滑な諸会議を運営できるように議案の精査や設営等を、日々試行錯誤を重ねながら鏡議長と鈴木委員長とともに過ごした１年間は本当にかけがえのないものとなり、２０１５年度の一般社団法人札幌青年会議所の組織のガバナンス強化にもつながったと確信しております。財政・規則審査会議については、札幌青年会議所６４年間の歴史の中で初めて設立された会議となりました。過去に例がないものを作り上げるということの難しさを感じた一方で、「０」の状態から組織を構築し運営することで様々な学びを得ることができ、今後の札幌青年会議所の発展への大きな一歩につながったと共に、私自身の今後の青年会議所活動への大きな自信にもつながったと感じております。総務委員会は２０１５年度の運動の土台構築のために、予定者段階から怒涛の忙しさを乗り越えてきました。右も左もわからない中で、一つずつ担いをこなし、総務委員会が設営した諸会議にて実りある会議を行っていただいた結果が２０１５年度のそれぞれの素晴らしい運動へとつながったことを大変嬉しく感じております。１年間円滑な運営を全うしていただいた総務委員会メンバーの皆様には心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

【財政・規則審査会議】

鏡議長率いる財政・規則審査会議は、定款並びに諸規則・諸規程の調査・研究及び管理や財政・規則審査マニュアルの作成、財政・規則審査会議の開催など札幌青年会議所６４年間の歴史の中で初めて設立された会議です。財政・規則審査会議の開催は年１２回を数え、２０１５年度の札幌青年会議所の運動の予算に対する費用対効果やコンプライアンスについて協議いたしました。そして、２月と７月には財政・規則審査会議公開会議を開催し、札幌青年会議所の歴史や伝統の継承をメンバーに知っていただき、多くの学びを得る機会を設けることでメンバーの資質向上を図り、ＬＯＭの規範意識を高めることができました。財政・規則審査会議を確立させ、重責でありながらしっかりと１年間会議運営を全うしていただいた鏡議長には心から敬意を表するとともに感謝申し上げます。ありがとうございました。

【総務委員会】

鈴木委員長率いる総務委員会は、諸会議の運営はもちろんのこと一月「新年交礼会」の企画・運営

一月「通常総会」、八月・十一月「臨時総会」の運営、五月「理事長杯ゴルフ大会」の企画・運営、十一月「アワードバンケット」例会の企画・運営、２０１５年度事業報告書の作成と１年間を通して休むことなく運営を行ってまいりました。組織の土台とも言える総務委員会は決して前には出ずに、水面下で下支えをする委員会でした。諸会議の設営以外にも３本の例会を担当していただき、鈴木委員長をはじめとする総務委員会のメンバーの皆様には心から感謝しております。１年間本当にありがとうございました。