常任理事/JCの魅力発信室 三品 幸司

三品常任理事.jpg

常任理事/JCの魅力発信室 三品 幸司

 

【はじめに】

一般社団法人札幌青年会議所 2015年度 JCの魅力発信室では、基本理念であります郷土愛溢れる自律したサッポロの創造の一翼を担う、愛される組織の確立という基本方針のもと一年間運動してまいりました。札幌青年会議所の運動を対外に発信し認知度の向上を図り、市民の運動への参画を推進するJC運動発信委員会、組織内外を相互調整し、日本はもとより世界での札幌青年会議所メンバーの活躍を補佐すると共にメンバー間の交流の推進を図る渉外委員会を担当させていただきました。委員会の運動の様子と共に両委員長についても記載したいと思います。

 

【JC運動発信委員会、山下委員長】

山下委員長率いるJC運動発信委員会にはホームページ及びFacebookの運営、メールマガジンの運営、各事業の広報活動、褒章事業への申請、九月特別事業の広報、九月特別事業アフターパーティの運営、12月「OB予定者を送る夕べ」・・・と気が遠くなるほどボリュームの多い担いを担当していただきました。特に本年度は新たな試みが多く、山下委員長にはとてつもない負荷が掛かっていたと思います。当然私にも初めての試みが多く、紆余曲折するなかで山下委員長はしっかりと委員会メンバーをハンドリングし、本当に良く対応していただいておりました。上記の事業の他に、理事長が出席される数々の公務の取材や、旅先での取材、また、リアルタイム性をもったFacebookの運営、札幌青年会議所が行う運動の事後報告としての公式ブログの作成なども担当していただき、予定者段階から12月31日まで気を休めることがなく文字通りトップスピードで駆け抜けていただいた委員会でした。途中心が折れることがあったでしょう、時に議案作成時に途方にくれたこともあったでしょう。それを山下委員長はおくびにも出さずに、黙々とその先にあるものを見据えて一歩ずつ確実に歩を前に進めていました。その動き、功績、総じて山下委員会はまぎれもなく64年もの歴史を誇る札幌青年会議所の中でも、広報という分野において名を留める委員会だと言えるでしょう。

 

【渉外委員会、三浦委員長】

三浦委員長率いる渉外委員会では、京都会議、サマーコンファレンス、北海道地区大会、全国大会東北八戸大会、計4回のLOMナイトの運営、六月「創立記念」の運営、姉妹JC交流事業(8月、12月)を担当していただきました。渉外委員会に一番大事なこと、それはフットワークです。そのフットワークが備わっていた三浦委員長は、日本各地、世界各地で開催される各種大会において必ず前日入りし、札幌メンバーを現地へ円滑に迎え入れる準備をしたり、各フォーラムに事前に赴き席を確保したり、他LOMナイトの設営をしたりと、裏方に徹し、一途に札幌青年会議所メンバーのことを想い行動していることが伝わりました。苦手だったはずの議案も、本数を重ねるごとに精度が増し、委員会スタッフと共に日ごと成長していき、とても頼もしく思えました。事業においても、10日間で担当事業が4本もあった(山下委員会のアフターパーティの実質設営を入れて5本)クールでは、持ち前の、その底抜けの器の大きさで委員会メンバーを見事に牽引し、無事に担いを全うしていただきました。この委員会も1月の京都会議LOMナイトを皮切りに12月の東大邱青年会議所45周年式典まで息つく暇なく走り続けた委員会の一つであり、ラストイヤー委員長ながらも本当によく頑張っていただきました。また、三浦委員長はことあるごとに後進の育成を考えながら行動していました。自らが去りゆく身ながらも、若いメンバーにその想いを託そうとしているのがとても伝わりました。彼はまぎれもなく、64年もの歴史を誇る札幌青年会議所の中でも、その大きな器で委員会メンバーを抱擁し、率先して行動した委員長の一人と言えるでしょう。

 

【何を残せたか】

私はこの組織を、名前すら知らずに入会しました。入会してまちづくり運動に携わり、我々の運動をもっと市民に伝えたいと心から思いました。そして、三年目に初めて事業を担当させていただきました。事業構築にあたり、当時の委員長と某新聞社に赴き、広告や記事の依頼や価格交渉をした時にふと思いました。毎年、各委員会の事業担当者が独自で様々なつてを辿り、個別でメディアに広告や記事の交渉をしていることに。新聞の広告ひとつとっても、文言の考案や校正、精査などで、限られた準備の時間が削られます。もし、この作業を一括して請け負う委員会があれば、事業担当委員会は、事業構築に集中し、より精度の高い運動を展開することができるのではないかと思いました。そんな想いを胸に抱き2、本年度、広報の一元化という形で実現したこの事業により、本年度からの試みであります、Fasebookや九月特別事業のテレビ放映などと相まみえて、結果、のべ数百万人の目に札幌青年会議所の姿が触れることになりました。これは、過去64年の歴史の中でも組織的に且つ戦略をもって行った広報活動として初めてのことと思いますし、同時に諸先輩が築きあげてこられた札幌青年会議所の広報活動というものを一歩前進できたのではないかと考えます。また、検証過程においても様々なデータを取ることもできました。次代のメンバーにはこのデータを検証していただき、形(手法)を進化させ更にこの歩みを進めていただければと思います。そして、近い将来、誰もが知っていて誰からも愛される札幌青年会議所になっていただければと切に願います。

 

【感謝】

本当にこの一年間様々な経験をさせていただきましたし、学びをいただきました。当室担当の油矢副理事長をはじめとする副理事長の皆様には、私ごとき及びもつかないアドバイスにて当室の進むべき道を標していただきました。小田専務理事には常に先を見据え、厳しく、時に優しくご指導いただき、当室を守っていただきました。田﨑理事長には卓越したその慧眼をもって、運動の根幹となる背景、目的の考え方やコンセプトとストーリーなどの一貫性を徹底的にご教授いただきました。そして常務理事、常任理事の皆様には、盟友として一年間苦楽を共にし、かけがえのない友情をいただきました。この三役常任理事メンバーと一緒に一年間運動ができたこと、私にとって一生の宝物です。

 

【最後に】

山下委員長、三浦委員長

あなた方の目に私はどのように映っていたでしょうか。

最終委員会で私に言ってくれました。

「どんなに苦しくても辛くても、室長が審議を必ず通してくれるから僕らは頑張れたんです。」

その一言が全てでした。

その一言に報われました。

本当にありがとう。