常任理事/人材開発室長 伊藤 龍平

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常任理事/人材開発室長 伊藤 龍平

 

  一般社団法人札幌青年会議所2015年度人材開発室では、勇猛な心漲る人材の育成を基本方針として、1会議、2委員会の構成で運動を展開しました。

JAYCEE拡大会議では、5箇年計画で会員数を札幌JCの最大数であった1990年の462名まで戻すという明確な目標を設定し、本年度は169名の会員拡大を目標に掲げ、札幌JC全員で会員拡大に取り組みました。また、会員拡大の管理表としてクラウドサービス サスケを導入し、最新のリストをメンバー全員で共有することにより、会員拡大の意識向上を図り、管理効率を高めることができました。本年度は、会員拡大の検証と手法開発として、上述した2件を含め、以下の10項目に取り組みました。

仮入会者の面接及び仮入会者研修(前年度までの手法を踏襲)

理事会での報告及び会員拡大運動進捗状況の確認(前年度までの手法を踏襲)

退会者の検証をするための退会理由書の作成(検証)

会員拡大連絡調整会議の毎月実施(本年度新たな手法)

八月「臨時総会」での理事長からの称賛と報告(本年度新たな手法)

女性会員の拡大(本年度新たな手法)

対外事業におけるアンケート統一項目からのアプローチ(本年度新たな手法)

5年間拡大戦略(2010年度に掲げた目標の引継ぎ)

クラウドサービス サスケの導入(本年度新たな手法)

事業への一般参加者から入会への導き(本年度新たな手法)

これらの取り組みの結果、入会申し込みをした入会候補者が面接選考会、仮入会者研修を経て、2016年度新入会員として77名の新入会員を迎えることとなりました。

グローバルリーダー育成委員会では、2015年4月3日(金)、1989年にノーベル平和賞を受賞されたダライ・ラマ法王14世氏をお迎えし、Universal Responsibility 世界とのつながり ~世界を変えるのは、我々一人ひとりの一歩から始まる~ をテーマに、四月「グローバルリーダー育成」例会を開催しました。1853名のご出席をいただき、地域を牽引するグローバルリーダーを目指す意識を醸成することができました。また、ベンチャーの母と言われる今野由梨氏をお迎えし、Only1戦略~新しい付加価値でより良い社会の創造を目指して~をテーマとして第一回グローバルリーダーセミナー、カイゼンのスペシャリストである斉藤均氏をお迎えし、トヨタカイゼンゼミナールNo.1戦略~真因の追求から、求められる最善を目指して~をテーマとして第二回グローバルリーダーセミナーを開催しました。3回の機会を通して、グローバルリーダーへと成長する機会を創出しました。その結果、青年会議所メンバー及び一般市民の皆さまを地域を牽引するグローバルリーダーに育成することができました。

未来を切り拓く人材育成委員会では、2015年8月19日(水)、八月「未来を切り拓く人材育成」例会を開催しました。未来を切り拓く人材を「真の知性を身につけ行動し、高い志によって事を成す人」と定義し、2回のプログラムを経験した学生が札幌の資源として食とライフスタイルを研究し、新商品の開発や農業体験アプリの提案を通じて、真の知性を身につけ行動することを体験しました。そして、例会当日は、食チームとライフスタイルチームのプレゼンテーションを行い、提案に賛同してくれる方を募り、提案が実現に向けて動き出す際には、ご協力をいただけることとなりました。また、札幌の歴史として、遠友夜学校の精神を学ぶことで学生が高い志を身につけ、例会で高い志の大切さを発信することで、プログラムに参加した学生はもちろん、例会に参加した学生を始めとする一般市民の皆さまを未来を切り拓く人材に育成することができました。そして何よりも、資源(食)チームが提案した焼きとうきびドレッシングがプログラムにご協力いただいた北海道バイオインダストリー株式会社様より引き続きご協力をいただき、2015年12月1日に商品化されることが決定いし、商品名は「北海道タマネギドレッシング とうもろこし香味」となりました。例会で賛同していただいた方々には、広報や商品の購入など、今後もご協力いただく運びとなっております。

 JAYCEE拡大、グローバルリーダー育成、未来を切り拓く人材育成を通じて、私たちが住み暮らす札幌の問題解決に立ち向かう意識が醸成され、郷土愛溢れる自律したサッポロの創造の一翼を担うことができたと考えます。