たくましい青年経済人育成委員会 事業報告

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委員長 羽田野 健

【総括】

①本年度の運動で得た成果

 たくましい青年経済人育成委員会では、日本経済の低迷が続く現状から脱却をするために、我々青年世代が地域経済を牽引する人材へと成長する機会が必要と考え運動をしてまいりました。調査・研究の段階では、札幌近郊の地域経済を牽引している多くの経済人を訪問し、企業のリーダーとしてなにを大切にしているかをヒアリングさせていただきましたが、これまで青年会議所運動に関わりのない皆様からも当委員会の運動に賛同をいただき、たくさんのご支援・ご協力をいただくことができました。

 八月「たくましい青年経済人育成」例会では、全国7,000社以上の企業リーダーを調査してきた講師 坂本 光司氏より、従業員の高いモチベーションによって経営を進めている企業の事例などを紹介していただくことで、参加者にリーダーとして従業員を幸せにする気概をもって行動する意識を高めていただくことができました。アンケート結果からも、多くの市民やメンバーが企業活動を支える従業員をはじめとしたステークホルダーの重要性を再認識していただいたことから、たくましい青年経済人へと成長するきっかけをつくることができたと考えます。

 また、例会後の運動として、より多くのたくましい青年経済人を育成するために、20~30名程度を対象とした6回の教室を開催いたしました。八月「たくましい青年経済人育成」例会のパネリストとしてご登壇いただいた札幌の経済人に講師としてご協力をいただき、経験や具体例を交えた講演をしていただくことで、他団体の経済人にこの運動を波及させるとともに、これからの地域経済を担う大学生にもステークホルダーを大切にする意識を醸成することができました。

②まとめ

 社会の成熟化が進行するなかで、地域経済だけでなく日本経済が低迷をつづけている現状を調査・研究した結果、景気の影響を受けながらも成長を続けている企業や永続的な経営を続けている企業が多数存在しており、そのなかにたくましい青年経済人を育成するためのヒントがあると考えました。多くの企業では、景気や産業構造の変化、グローバル化が進行する時代変化のなかで、企業活動の原点を見失い、従業員などステークホルダーの重要性が薄れており、そのことが景気を卓越した企業とそうでない企業の差であると結論づけました。そのような状況を踏まえ、ステークホルダーへの意識や関わりを見直すことができれば、従業員のモチベーションを高め、高い生産性の維持や地域経済の活性化につながるのではと考えました。そこで、これからの地域経済を担う我々青年世代に意識変革を図る機会を提供するとともに、他団体や大学生へもこの運動を波及させるために、例会後にと教室を開催し、多くの市民にたくましい青年経済人へと成長する機会を提供することができました。札幌で暮らす多くの経済人が、従業員やステークホルダーの重要性を意識して今後の経済活動を行なうことで、地域経済の活性化につながり、この運動が明るい豊かな札幌のまちの実現の一助となることを期待します。

 

【担当事業】

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【事業の様子】

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