九月「誇りある日本人育成」例会 事業報告

【事業の様子】

誇り①.png  誇り②.png  誇り③.png

菊地委員長.pngのサムネイル画像のサムネイル画像日   時 2014年 9月13日(土)

場   所 札幌市立山の手小学校

担当委員会 誇りある日本人育成員会

 

 

 

 

 

委員長 菊地 幸広  

【参加対象者及び人数】

253名

内訳

対外参加者:市民                    141名

誇りある日本人育成プログラム参加者 

小学4年生、小学5年生、小学6年生            15名

対内参加者:正会員                    96名 出席率56%

シニアクラブ会員                      1名

 

【事業内容】

Ⅰ.第一部 徳育ゼミナール(45分)

公益社団法人日本青年会議所 意気あふれる人財育成会議にて使用しているプログラムを委員会メンバーにて習得し、誇りある日本人育成プログラムに改良しながら、人へのやさしさ、先人を敬う心、日本を愛する心を一つひとつ市民に考えていただきながら明確にし、日本を愛する心を育みました。

Ⅱ.第二部 誇りある日本人育成プログラム体験発表

ⅰ.誇りある日本人育成プログラムで子どもたちが1泊2日の擬似開拓体験と歴史ツアーで学んだことを演劇で市民やメンバーへ先人がつくり上げてきた苦労や想いがどのようなものだったのかを発表しました。(10分)

ⅱ.誇りある日本人育成プログラムの感想と今後の決意をまとめた文章を4年生、5年生、6年生の代表各1名にて発表しました。(10分)

ⅲ.1泊2日の誇りある日本人育成プログラムで子どもたちが学んでいる様子をドキュメンタリー映像として放映しました。(15分)

 

【本年度の工夫と事業実施による効果】

(1)札幌の歴史を学ぶツアーでは、札幌をつくってきた先人の想いや苦労を伝え、また演劇にて学んでいただくことにより、先人への感謝の気もち、札幌を愛する心を育むことができました。

(2)徳育ゼミナールを行うことで人へのやさしさ、先人を敬う心を市民と一緒に考え、日本を愛する心を育むことができました。

(3)誇りある日本人育成プログラムのドキュメンタリー映像では、子どもたちがプログラムをとおして成長していく姿を伝えることで、青少年育成の重要性を認識していただくことができました。

(4)メンバーに、次代を担う子どもたちに対して正しい教育の重要性を認識していただき、また自らが誇りある人材へと成長しなければならないことの認識を深めていただくことができました。

 

【運営上の問題点と今後の課題】

運営上の問題点

(1)応募を対象とする小学校を二校に限定したため、教育委員会の後援がつかず小学校側の協力体制を取ることができませんでした。結果、誇りある日本人育成プログラム開催募集において、目標とする参加人数に達しませんでした。

(2)プログラム実施日が台風の予報だったため、一日目と二日目のスケジュールを変更し実施いたしました。

(3)例会の徳育ゼミナールにおいて、各委員会担当のファシリテーターが欠席したテーブルが発生し、急遽代役のファシリテーターを立てて進行することになりました。

(4)例会の開始30分前に、ステージの映像スクリーンの昇降機の不具合により、スクリーンが一時上がらなくなりました。

(5)徳育ゼミナールのグループディスカッションの発表の時間が全体的に早く終了したため、例会全体の終了時間が早まりました。

(6)アンケートが大人65名、子ども10名と全体の26.8%しか回収することができませんでした。

(7)山の手南小学校が行う10月の東大邱(啓聖国民)交流事業の際に例会の映像をお渡しする予定でしたが、教育委員会の後援が取れず学校側に断られたため、実行することができませんでした。

(8)九月「誇りある日本人育成」例会で使用したドキュメンタリー映像内にある、誇りある日本人育成プログラムに参加した子どもたちの感想内容が、キャンプの活動報告に偏っており、運動の成果を強く発信することができませんでした。

(9)開催日が近隣の幼稚園や保育園の運動会と重なったこと、土曜日の午後の開催だったことから、家族連れや子どもたちの一般参加者が集まりませんでした。

(10)九月「誇りある日本人育成」例会の終了時間が、予定より20分早く終了してしまいました。

今後の課題

(1)本例会のように小学校を対象とする事業を行う際は、教育委員会の後援がつくよう全小学校を対象とした事業の構築が必要です。

(2)今回は、順序を変更したことにより、すべてのプログラムを欠かすことなく実施することができましたが、今後は野外で実施の事業には、悪天候時の代替えのプログラムや場所などの準備を徹底し、臨機応変に対応できるよう準備をしておく必要があります。

(3)事前にファシリテーターの役割をお願いすることを個別に連絡し、必ず来てもらうように取り纏めを徹底する必要があります。

(4)事前に会場の管理者と綿密な打合わせをし、代替のスクリーンを用意するなど注意点やトラブルが起きそうなリスクについて説明を受けておく必要があります。

(5)設定時間に問題がないかグループディスカッションの時間配分だけではなく、その発表時間も時間配分しスケジュールとおりに進行する必要があります。

(6)アンケート回収率を上げるため、ファシリテーターに協力をいただき、記入および回収をお願いするとともに、退出時にスタッフによる声掛けを徹底する必要があります。

(7)事前に教育委員会に打診しながら開催内容を決定し、確実に後援をもらうことが必要です。

(8)運動の成果を十分に発信するために、映像制作の過程で、多角的な視点から事業目的を達成するために相応しい内容になっているかを十分に検証することが必要です。

(9)近隣施設の運動会や行事を調査したうえで、開催時期を検討していただくことが必要です。

(10)全体をとおしてのリハーサルを増やすとともに、状況に応じて進行時間を調整するなどの対応が必要です。

 

【総括】

 忘れてはいけない先人を敬う心、人は周りの人達により常に助けられて生きていること、今あることすべてに感謝することを学んでいただくため、小学4年生から6年生までの児童を募り、誇りある日本人育成プログラムと、市民を対象に九月「誇りある日本人育成」例会を開催いたしました。

 プログラムでは子どもたちが楽しく学び、心に残る事業にするために、NPO法人ねおすの協力でキャンプにて開拓の模擬体験、そして、杉山氏の協力のもとツアーにて札幌の歴史を感じる体験をしてもらいました。プログラム前日、台風直撃の予報が出るなか、実施するか迷い、スタッフ会議を開きました、悩みましたが、昔の人は台風のなかでも、苦難や困難に負けず開拓をしてきたはずです。多少の雨風にあたっても子どもたちには自然のありのままの状態を体験してもらうことが大切なのではないかと考え、1日目と2日目の行程を変更し開催することにいたしました。開催当日は、行程の変更したことが功を奏して、考えていたプログラムをすべて実施することができました。

 子どもたちが活き活きと学び、楽しく一生懸命活動している姿はとても輝かしく、たった一泊二日のプログラムにも関わらず一つひとつのプログラムをクリアしていくたびに成長していく子どもたちは、次代を担っていく宝だと強く感じました。例会では、改良を重ねた徳育ゼミナールや劇と映像により、先人や周りの人、住み暮らすまちに感謝する心、愛する心が必要だと改めて感じていただけたのではないかと実感しております。

 全体をとおして、誇りある日本人とはどういったことなのかを考えた結果、子どもの育成事業を開催しましたが、子どもたちの素直さ、成長する力、すべてに感動し、我々責任世代が正しく学び成長しなければ次代を担う子どもたちには伝えていけないこと知り、私自身が大きな学びとなりました。

 また、事業を行うにあたりさまざまな壁がありましたが、学校関係者、保護者、参加した子どもたち、LOMメンバー、そして支えてくれた委員会メンバーすべての方々の協力があってこの例会が成り立ったと考えております。本当に心から感謝しております。ありがとうございました。