札幌開催地プログラム1~3開催報告
日 時 2012年
開催地プログラム1 7月 5日(木)
開催地プログラム2 7月10日(火)
開催地プログラム3 7月11日(水)
担当委員会 札幌プライド発信委員会
-開催地プログラム1-
【事業開催日時】
2012年 7月 5日(木)札幌市立本町小学校
札幌市立中の島小学校
学校法人 札幌日本大学学園
札幌日本大学中学校
【開催場所】
札幌市立本町小学校
札幌市立中の島小学校
学校法人札幌日本大学学園札幌日本大学中学校
【参加対象者及び人数】
561名
対外対象者:札幌市立本町小学校 64名
札幌市立中の島小学校 75名
札幌日本大学中学校 245名
海外デリゲイツ 60名
通訳ボランティア 47名
教職員 13名
対内対象者:正会員 57名
【事業実施内容】
(1)開催当日までの進行内容
①事前学習 ミレニアム開発目標セミナー実施
Ⅰ.日付・会場:
2012年 6月20日(水)11:00~12:05 札幌市立中の島小学校
2012年 6月25日(月)13:00~13:55 札幌市立本町小学校
2012年 6月26日(火) 8:00~15:15 学校法人札幌日本大学学園札幌日本大学中学校
Ⅱ.対象者:小中学生
事業当日、国連ミレニアム開発目標について海外デリゲイツとワークショップをし、
世界平和に向けて話し合う為に開催しました。
②事業当日
Ⅰ.第1部 歓迎オリエンテーションと自己紹介
生徒が中心となって、学校毎の歓迎オリエンテーションを実施いたしました。学校独自
の活動紹介や日本の文化を体験する設えにより海外デリゲイツに歓迎の意を伝えました。
また、生徒それぞれがニックネームを決めて、ゲームを行いながら自己紹介し、初対面の
緊張を和らげる工夫により、積極的にコミュニケーションを図りました。
Ⅱ.第2部 給食(学食)体験
海外デリゲイツと生徒で給食を一緒に食べていただき、日本の給食事情を知っていただくと共に、
生徒から海外デリゲイツの国の食に関する質問を行い、他国の食事情を理解しました。
Ⅲ.第3部 ワークショップ
子どもたちからミレニアム開発目標に関して事前に調べた成果を発表し、海外デリゲイツの
国の現状や各国で行っている運動について話し合いをしていただきました。
海外デリゲイツには、子どもたちの世界平和への熱意を感じていただく事で国連ミレニアム
開発目標への意識向上を図り、子どもたちには実際に調べた内容が現実で起きている事と、
問題解決に向かっての運動を知る事で、世界平和への意識を高めました。
最後にグループ毎に世界平和実現の為に、今出来る事を海外デリゲイツと子どもたちで約束する事で
世界との友情を築く一助としました。
(2)開催当日のスケジュール
①札幌市立本町小学校
11:00 開会
11:01 主催者代表挨拶 国際アカデミー運営副実行委員長 中村 悌也君
11:05 自己紹介
11:25 歓迎オリエンテーション(じゃんけん汽車ポッポ・よさこいソーラン踊り)
12:15 移動・昼食準備
12:35 給食
13:20 国連ミレニアム開発目標プログラム
14:00 記念色紙への記入
14:20 お別れセレモニー(子どもたちからの別れの言葉)
14:35 閉会
14:45 デリゲイツ出発
②札幌市立中の島小学校
11:00 開会
11:01 歓迎挨拶 札幌市立中の島小学校 半田 眞一教頭
11:05 主催者代表挨拶 国際アカデミー運営実行委員長 竹原 慎雅君
11:11 歓迎オリエンテーション(習字・将棋崩し・折り紙・コマ等)
12:05 自己紹介(爆弾ゲーム)
12:20 移動、昼食準備(配膳作業)
12:30 給食体験
13:00 掃除体験
13:15 国連ミレニアム開発目標プログラム
14:00 記念の色紙への記入
14:20 記念撮影
14:25 閉会
14:30 クラブ活動見学
15:15 デリゲイツ出発
③学校法人 札幌日本大学学園 札幌日本大学中学校
11:00 開会
11:01 歓迎挨拶 札幌日本大学中学校 浅利 剛之校長
11:06 主催者代表挨拶 2012年度社団法人札幌青年会議所 理事長 林 将告君
11:06 生徒代表挨拶 高橋 芽生君
11:10 歓迎オリエンテーション(吹奏楽・柔道部演武・剣道部演武・学校活動紹介・皿回し大会・合唱)
11:49 移動
12:05 自己紹介
12:35 昼食
13:25 国連ミレニアム開発目標プログラム
14:30 記念の色紙への記入
14:50 記念撮影
14:55 閉会
15:00 記念撮影
15:20 デリゲイツ出発
【開催目的の実現と成果】
(1)事前学習の題材を国連ミレニアム開発目標にした事で、小中学生の世界への関心が高まり、自発的に海外について調べた事で親善交流に留まらず、国際感覚を養い世界平和への意識を高める事が出来ました。
(2)事前学習にて海外への興味が高まった子どもたちと学校独自の歓迎オリエンテーションを企画した事で、海外デリゲイツに日本文化やおもてなしの心を伝える事が出来ました。
(3)事前に食に関する質問を用意し昼食を共にした事で、各国の食事情を通した相互理解に繋がりました。
(4)子どもたちと共に作成したフォトフレームを海外デリゲイツにフェアウェルパーティーでプレゼントした事で、お互いの友情を育む一助となりました。
(5)社団法人札幌青年会議所メンバーに事前学習の講師、当日のファシリテーターを務めていただく事で、子どもたちに潜在する強い正義感やモチベーションの高さを感じ、国際理解教育、国際感覚を育む事の重要性を理解いただきました。
(6)対象年齢を分ける事で、年齢毎の受け止め方を知る事が出来た、今後の国際理解教育、国際交流事業の際に参考になるアンケートを得る事が出来ました。
(7)対象年齢を小学校と中学校に分けて実施した事で、小学生は知らない事を自ら調べる、中学生は学んだ事をどのように広げていくかを検証する等年齢毎に国際理解教育の効果を知る事が出来ました。
(8)国際理解教育や国際交流を通して多くの子どもたちから勉強になったとの反応があり、子どもたちの国際感覚を養う事が出来ました。
-開催地プログラム2-
【事業開催日時】
2012年 7月10日(木) 14:15~17:35
【開催場所】
教育文化会館
【参加対象者及び人数】
223名
対外対象者: 海外デリゲイツ 65名
国内デリゲイツ 73名
通訳ボランティア 19名
対内対象者 正会員 66名
【事業実施内容】
(1)開催当日の進行内容
①第1部 文化体験
アイヌ伝統品の展示、ムックリ体験、扇子作成、太鼓体験、そしてお祭りの縁日を再現いたしました。
太鼓や縁日といった日本文化を体験していただくと共に北海道の財産でもあるアイヌ文化に
触れていただく事で海外デリゲイツだけではなく北海道出身以外の国内デリゲイツにも魅力を
発信する事が出来ました。
②第2部 歴史と文化と精神性 ~過去から現在~
北海道、札幌の歴史と共にそれぞれの時代に生まれた独自の文化を紹介しながら、日本人が持つ
相互扶助の精神や札幌の進取、融合の精神、更には北海道の先住民族による共生の精神を映像と
音楽、演舞を織り交ぜて構成した舞台を披露し、札幌の魅力を伝える事が出来ました。
③第3部 楽器練習
参加者にタンバリン、カスタネット等簡易の楽器を配布し、全員で一つの曲を演奏する練習を行いました。
④第4部 多文化共生社会の姿を描く ~現在から未来~
様々な楽器を用いて「風になりたい」を全員で1曲演奏いたしました。世界は一つになれる事を
メッセージとして込めたこの設えでは様々な国の人々が同じ曲を演奏し、踊る事で多文化共生社会の
素晴らしさを感じていただきました。
(2)開催当日のスケジュール
14:00 会場
14:15 開会
14:15 第1部 文化体験
14:40 大ホールへ移動
15:45 第2部 歴史と文化と精神性 ~過去から現在~
16:55 第3部 パーカッションの練習
17:10 第4部 多文化共生社会の姿を描く ~現在から未来~
17:35 閉会
【開催目的の実現と成果】
(1)日本人の精神性や北海道、札幌の歴史、成り立ちを伝える事で札幌に住む人々の精神性を理解していただく事が出来ました。
(2)札幌の歴史、文化を伝え、多文化が融合し生まれる魅力を感じていただいた事で、各デリゲイツの地域で出来る運動のきっかけとする事が出来ました。
(3)国内外デリゲイツやJCメンバー、またアイヌ、演者が共に手を携え一体となって歌い、踊る事で多文化共生に感じていただき、一つになる事が出来ました。
(4)東日本大震災発生当時のエピソードから日本人が持つ相互扶助の精神を伝えると共に支援に対する感謝の気持ちを伝える事で、日本人が持つ相互扶助の精神を参加者に効果的に伝える事が出来ました。
-開催地プログラム3-
【事業開催日時】
2012年 7月11日(水)13:50~17:35
【開催場所】
大倉山ジャンプ競技場
【参加対象者及び人数】
210名
対外対象者:海外デリゲイツ 65名
国内デイゲイツ 73名
通訳ボランティア 16名
対内対象者:正会員 56名
【事業実施内容】
(1)第1部 北海道リアルゲーム
大倉山ジャンプ競技場を舞台に札幌の魅力をテーマとした北海道リアルゲームを体験いただきました。
第2部 スキージャンプ見学
札幌の代表的なウィンタースポーツであるスキージャンプを冬季オリンピック長野大会の
金メダリストである船木和喜氏をはじめ5名のジャンパーにデモンストレーションいただきました。
また、船木和喜氏と山田いずみ氏によるトークセッションでは、夢に向かう姿勢や札幌の魅力を
参加者に伝えていただきました。
第3部 表彰式
北海道リアルゲームの優勝者を表彰しました。
(2)開催当日のスケジュール
13:50 北海道リアルゲーム開始
14:27 北海道リアルゲーム答え合わせ
15:47 施設内移動
16:00 スキージャンプ披露
16:25 施設内移動
16:27 記念撮影
16:40 トークセッション開始
17:15 北海道リアルゲーム表彰式
17:35 閉会
【開催目的の実現と成果】
(1)北海道リアルゲームの実施に大倉山ジャンプ競技場の展望台を活用した事により、札幌のまちの眺望を楽しむと共に札幌の自然と融合した都市の魅力を伝える事が出来ました。
(2)北海道リアルゲームは札幌と北海道の魅力を考える内容とした事により、デリゲイツに楽しみながら札幌、北海道の伝える事が出来ました。
(3)本物の雪に触れていただくと共に、スキージャンプを見ていただく事で札幌の冬の魅力を伝える事が出来ました。
(4)トークセッションにて船木選手からジャンプ競技を通じて世界各国を訪れた経験より、札幌の魅力をお話しいただいた事で、デリゲイツに札幌のまちの理解を深める事が出来ました。
【委員長所見】
「第25回国際アカデミーin札幌」開催地プログラム1は未来において札幌が国際人溢れるまちとなる為に、小中学生を対象に国際理解教育、国際交流を行いました。事前学習において国連ミレニアム開発目標を小中学生に学んでいただき、世界平和の為に今自分たちに出来る事、将来大人になった時に出来る事について考えていただきました。子どもたちが海外デリゲイツを迎える当日までに準備した内容は我々が予想した以上に潜在的な正義感、意識の高さを目の当たりにし、我々責任世代であるメンバーにとっても学び、気づきの多い事業とする事が出来ました。また開催地プログラム1では、子どもたち自身がどのように世界各国の人々をお迎えするかを考え、学校毎に、特色を活かし、趣向を凝らした様々なオリエンテーションを行いました。海外デリゲイツにとってはすべてが新鮮で札幌の教育文化を伝える事が出来、相互理解に繋がったと確信しております。
第25回国際アカデミーin札幌開催地プログラム2は未来において札幌が様々な外国人が暮らすまちとなる為に、国内外デリゲイツや関係者、メンバーを対象に多文化共生社会について行いました。多文化共生社会を実現する為には、まず世界に興味を持つ事、そして異文化を理解し受け入れる事が重要であると考えます。このプログラムでは国内外デリゲイツは多くの新しい文化に触れていただきました。その経験が興味となり、異文化への理解へと繋げていただけたと感じております。また札幌の融合の精神が生んだ文化を知っていただく事で日本の中でも独自の発展を遂げた魅力を発信する事に繋がりました。関係者、メンバーには真の国際化を図る為には、英語教育や海外に飛び出す事も非常に重要な事ではありますが、まずはわたしたち自身が暮らすこの北海道、札幌がどのような歴史を持ち、我々のアイデンティティーとは何であるか、自らを知る事の重要性を学んでいただきました。
第25回国際アカデミーin札幌開催地プログラム3は未来において札幌がより観光都市となる為に、国内外デリゲイツを対象にシティプロモートを行いました。札幌のアイデンティティーとは何か、それは日本でも珍しい人種の坩堝として歴史を刻み、大自然と共存している世界でも珍しい都市に発展してきた融合の精神であると考えています。その都市と大自然が共存している札幌を一望していただく事で、札幌の魅力を感じていただけたと感じております。また、札幌の魅力である雪に実際に触れていただき、ウィンタースポーツの代表でもあるスキージャンプを見ていただく事でこの季節では味わう事が出来ない冬の魅力についても感じていただきました。
開催地プログラム1,2,3を開催するにあたり、市民の皆様に多くのご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。この事業を通して札幌は資源、人材共に無限の可能性を秘めていると共に世界に誇る魅力を有している事を確信いたしました。これからも社団法人札幌青年会議所は明るく豊かな社会の実現の一つとして多くの国際経験の機会を創出し、国際都市「SAPPORO」実現を目指し邁進して参ります。今後とも社団法人札幌青年会議所の運動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。