「第25回国際アカデミーin札幌」 事業報告

日   時 2012年 7月 4日(水)~ 7月13日(金)

場   所 札幌市内各所

担当委員会 国際アカデミー運営実行委員会

 

【参加対象者及び人数】

対外対象者:通訳ボランティア     307名

      ホームステイ       65世帯

      本部団          80名

      ウェルカムパーティー  208名

      フェアウェルパーティー 443名

      札幌プログラム1    504名

      札幌プログラム2    157名

      札幌プログラム3    154名

      理事長招待レセプション  62名

 

【事業内容】

(1)開催地LOMの運営について

 ①国際アカデミーの主管LOMの運営について運営実行委員会を組織し、主管LOMが運営する

  事業を明確にすると共に各室・各委員会に担当を分担し、本事業を円滑に運営いたしました。

  Ⅰ.全体会議の開催

    主管として社団法人札幌青年会議所全体を統括する組織を構成し、全12回の全体会議を

    開催し、本事業に関する情報を共有並びに意見の交換を実施いたしました。

  Ⅱ.運営マニュアルの作成

    開催期間中のスケジュールをはじめ、各事業の運営資料、参加者リスト、星取表を纏めた

    運営マニュアルを作成して全メンバーに配布し、情報を共有しました。

 ②各室・各委員会の主管LOM担当事業

  主管LOMが担当する事業を各室・委員会に分けて企画・運営しました。

  Ⅰ.グローバルネットワーク構築室

    ⅰ.札幌プライド発信委員会

       札幌プログラム1.2.3の企画・運営

    ⅱ.国際シティ創造委員会

       本部団の設営

       ホームステイ事業の企画・運営

       フェアウエルパーティーの企画・運営

  Ⅱ.JCの魅力創造室

    ⅰ.JAYCEE拡大・交流委員会

       ウエルカムパーティーの企画・運営

    ⅱ.渉外委員会

       諸大会・諸会議での開催および参加募集PRの企画・運営

       国際青年会議所役員、日本青年会議所役員、国際アカデミー委員会来札時の対応

  Ⅲ.専務理事・常務理事ライン

    ⅰ.札幌JC発信委員会

       国際アカデミー開催期間中のデリゲイツ新聞作成の企画・運営

       開催地および参加募集PR広告の企画・実施

       各メディアとの連携による情報発信

    ⅱ.総務委員会

       理事長招待レセプション企画・設営

       フレンドシップサロンの運営補助

       各自治体へ補助金申請

(2)開催期間中のスケジュール

日 程

内 容

場 所

担 当

7月 4日(水)

海外参加者受入

札幌青年会議所理事長招待レセプション

札幌プリンスホテル

 〃

日本青年会議所

札幌青年会議所

7月 5日(木)

札幌プログラム1

ホームステイ引受・受付

ホームステイマッチング

ホームステイ

札幌パークホテル

札幌プリンスホテル

ホームステイ先

札幌青年会議所

 〃

 〃

7月 6日(金)

ホームステイ   

ホームステイ先

札幌青年会議所

7月 7日(土)

<海外参加者>

ホームステイ

 

ホームステイ先

 

札幌青年会議所

<国内参加者>

国内参加者受付

事前説明会

 

札幌プリンスホテル

 

日本青年会議所

日本青年会議所

7月 8日(日)

海外参加者受付

国内参加者受付

成功祈願

開講式

モジュール1

ウェルカムパーティー

フレンドシップサロン1

札幌プリンスホテル

札幌パークホテル

北海道神宮

札幌プリンスホテル

日本青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

札幌青年会議所

日本青年会議所

7月 9日(月)

モーニングセッション1

モジュール2・3・4

食文化体験プログラム

フレンドシップサロン2

札幌プリンスホテル

札幌市内

札幌プリンスホテル

日本青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

7月10日(火)

モーニングセッション2

モジュール5

札幌プログラム2

モジュール6

チーム毎宿題

札幌プリンスホテル

教育文化会館

札幌プリンスホテル

日本青年会議所

日本青年会議所

札幌青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

7月11日(水)

モジュール7・8

札幌プログラム3

フレンドシップサロン3

札幌プリンスホテル

大倉山ジャンプ競技場

札幌プリンスホテル

日本青年会議所

札幌青年会議所

日本青年会議所

7月12日(木)

モジュール9

JCI会頭セミナー

卒業式・記念撮影

フェアウェルパーティー1・2

札幌プリンスホテル

札幌コンベンションセンター

札幌プリンスホテル

日本青年会議所

日本青年会議所

日本青年会議所

札幌青年会議所

7月13日(金)

参加者解散

札幌プリンスホテル

 

 (3)事業概要

 ①札幌青年会議所担当プログラム

  Ⅰ.札幌青年会議所理事長招待レセプション

    開催日時:2012年 7月 4日(水)18:30~20:35

    事業目的:海外デリゲイツに歓迎の意を伝え、参加者の相互理解を深める。

    事業内容:開催地LOMとして海外デリゲイツを歓迎し、参加者同士のコミュニケーションが

          図られるレセプションを実施しました。

  Ⅱ.札幌プログラムⅠ

    開催日時:2012年 7月 5日(木)11:00~15:20

    事業目的:市民と海外デリゲイツの相互理解を深め、市民の国際感覚を養う。

    事業内容:次代のグローバルリーダーを育成する為、子どもたちの国際感覚を養う

          プログラムを実施しました。

  Ⅲ.ホームステイ事業

    実施期間:2012年 7月 5日(木)~ 7月 8日(日)

    事業目的:市民と海外デリゲイツの相互理解を深め、市民の国際感覚を養う。

    事業内容:生活を共にする事により海外デリゲイツに日本の習慣や風習等の文化を伝え

          理解いただくと同時に、市民の国際感覚を養う事が出来ました。

    募集期間:2012年 4月 2日(月)~ 6月29日(金)

  Ⅳ.ウェルカムパーティー

    開催日時:2012年 7月 8日(日)18:56~20:50

    事業目的:全てのデリゲイツに歓迎の意を伝え、参加者の相互理解を深める。

    事業内容:デリゲイツを歓迎すると共に札幌、北海道の文化を伝え、国際交流の発展に

          繋げるパーティーを実施しました。

  Ⅴ.札幌プログラムⅡ

    開催日時:2012年 7月10日(火)14:15~17:35

    事業目的:多文化が共生する社会の重要性を発信する。

    事業内容:様々な文化と共に発展してきた札幌、北海道の歴史や精神性を伝え、多文化共生社会

          の構築が重要である事を学ぶプログラムを実施しました。

  Ⅵ.札幌プログラムⅢ

    開催日時:2012年 7月11日(水)13:50~17:35

    事業目的:札幌の文化やまちが持つ魅力を世界へ伝播する。

    事業内容:デリゲイツに札幌の文化やまちの魅力を体感いただき、世界へ伝播する札幌の

          良き理解者となるプログラムを実施しました。

  Ⅶ.フェアウェルパーティー

    開催日時:2012年 7月12日(木)19:30~23:00

    事業目的(対外):デリゲイツと本事業関係者との間で培われた絆をより強固にする。

    (対内):デリゲイツと想いや感動を共有し、世界の仲間との志を一つに今後のJC運動

         へ意識を高める。

    事業内容:国際アカデミー開催以後も参加者同士の継続的な関係が築かれ、相互扶助の

          精神が育まれるパーティーを実施しました。

  Ⅷ.国際アカデミー開催における広報事業

    実施期間:2012年 4月 2日(月)~ 7月20日(金)

    事業目的:市民へ参加協力を推進すると共に札幌青年会議所の運動を理解いただく。

    事業内容:市民に参加、協力いただくファンクションへの推進を行うと共に、様々な媒体を

          活用して札幌青年会議所の運動を発信しました。

  Ⅸ.通訳ボランティア活動の運営

    実施期間:2012年 7月 2日(月)~ 7月12日(木)

    事業目的:市民の国際感覚を養うと共に、青年会議所運動への理解を深める。

    事業内容:参加者同士の意志疎通や各ファンクションの内容が把握できるようデリゲイツの

          通訳サポートを行いました。

    募集期間:2012年 3月27日(火)~ 5月31日(木)

  Ⅹ.本部団の設置・運営

    設置期間:2012年 7月 3日(火)~ 7月15日(月)

    設置目的(対外):デリゲイツをサポートすると共に関係者が情報を共有し、準備・運営を

              円滑化する。

         (対内):開催地LOM内での情報を共有し、準備・運営を円滑化する。

  Ⅺ.助成金・補助金の申請

    申請目的:行政機関との連携・協力関係を構築し、地域一体となって本事業を運営する。

  Ⅻ.開催報告書作成の企画・運営

    事業目的:今後の(社)札幌青年会議所運動の発展への一助とする。

    事業内容:国際アカデミーで行われる全ての事業を検証し、次代へ繋げる資料としての

          報告書を作成しました。

【事業実施による効果】

(市民)

(1)通訳ボランンティア、ホームステイ事業におけるホストファミリー、開催地プログロラムにおける小中学生の参画にて、本事業の目的や趣旨を理解いただき、海外デリゲイツとの交流を通して国際感覚を養い、真の国際人となる一助としていただきました。

(2)子どもたちに他国を知る機会の創出により、世界という広い視野で物事を考える事を身につけていただきました。

(デリゲイツ)

(1)デリゲイツのスケジュールや安全管理に万全を尽くした結果、事故等もなく全員がグローバルネットワーカーとして卒業を迎える事が出来ました。

(2)各事業において札幌、北海道の歴史や食文化、自然と共存するまちの魅力を伝える事で、デリゲイツが「SAPPORO」の良き理解者となり、世界中へ魅力を伝えていただく事に繋がりました。

(3)札幌青年会議所のみならず、多くの道内各地青年会議所の協力をいただき、北海道各地の魅力や文化を幅広くデリゲイツに伝える事が出来ました。

(4)メンバー、市民それぞれがおもてなしと思いやりの心をもってデリゲイツと接した事で札幌を理解していただく事が出来ました。

(メンバー)

(1)各事業を通じて、参加者の相互理解を深める事で恒久的な世界平和の確立に貢献するグローバルリーダーの育成に寄与する事が出来ました。

(2)本事業を通じて、多文化が共生する社会、国際人を育成する事の重要性を認識し、真の国際都市「SAPPORO」の実現に向けたビジョンの確立に繋げました。 

(運営)

(1)本事業のテーマを主催者と共通とした事によりメンバーの意識統一に繋げられました。

(2)国際アカデミー委員長をはじめとするスタッフ全員が、主管LOMの会議に出席いただいた事により、問題点の洗い出しや情報共有をスムーズに行う事が出来ました。

(3)国際アカデミー委員会と運営実行委員会で常に情報を共有できるドロップボックスを使用した事により常に最新の情報を共有出来ました。

 【運営実行委員長所見   竹原慎雅】

 「第25回国際アカデミー」の開催地が札幌で決定との報告がありました2011年9月30日名古屋で開催されました公益社団法人日本青年会議所第9回理事会。あれから開催までの9カ月間は長いようで短い準備期間でありました。本事業は61年の札幌JCの歴史においても初めて主管する事業であり、世界会議開催を経歴にもつLOMではありますが、当時を経験したメンバーも少なく、開催への準備にあたっては様々な情報収集から始まりました。国際という舞台には不慣れな我々ではありましたが、昨年の世界会議ブリュッセル大会より多くのメンバーにて開催地のPRを始めたのが活動のスタートでありました。

 運営する組織としては運営実行委員会を編成すると共に、LOM全体が取り組む事業として三役、常任理事を含め、各委員長を中心とした全体組織を構成し、定期的な会議にて情報の伝達と共有、また各事業についての意見を交わしてきました。本事業の目的である恒久的世界平和の実現に向けて参加いただくデリゲイツの為に何を伝えるか、また、開催地である私たちの札幌にどのように寄与する運動とするかは実行委員会をはじめ、三役や常任理事にて多くの議論を重ねた上で、国際都市「SAPPORO」の創造に向け、各事業を構築して参りました。幾度の事業計画の内容や進行の変更、それに伴う臨時理事会の開催等、事業を担当する委員会には混乱を与えてしまう時期があった事は反省が残りますが、各委員会の努力や委員会という垣根を越えての協力に深く感謝いたします。決して100%の準備万端で迎えられた訳ではありませんでしたが、海外からのデリゲイツを迎えた7月4日に開催した札幌青年会議所理事長招待レセプションが盛況に開催されたのを皮切りに、各事業において掲げた目標が達成できたと感じております。

 私自身は立場上、各事業に参加する事が出来ましたので多くのデリゲイツや他のJCメンバーから直接、感謝や称賛の言葉を多くいただきましたが、これには期間中も各事業の準備や対応にデリゲイツや関係者には見えない所で走り回り、汗する多くの札幌JCのメンバーの活躍があったからである事は紛れもない事実です。本年度、林理事長が掲げる札幌JCプライドは、私自身メンバーの姿から強く感じ、学ばされました。また、本事業に協力、参画いただいたホストファミリー、通訳ボランティア、小中学生の方々からは、最大限のおもてなしと楽しみながら交流する姿、そこから生まれた絆は、それぞれの生活や歩むこれからの人生において国際という視点や感覚を養う一助になった事と確信しました。それと同時に参画した事業へ取り組む真剣な姿勢は我々メンバーも学ぶべきところであると感じました。

 本事業を通して、多くの苦労と共にメンバーが感じ、学び、気付きを得た点は様々であると思いますが、この大きな事業をやり遂げた事は(社)札幌青年会議所の歴史に深く刻まれる事実であり、それに汗したメンバーとして、誇りをもって胸を張っていただきたい。そして、この国際アカデミーから得られた成果を今後のJC運動に活かしていただきたい。

 本事業の運営実行委員長としてメンバー皆様からいただいた感動に感謝いたします。

 

【運営副実行委員長所見  中村 悌也】

 第25回国際アカデミーin札幌を開催するにあたり、札幌の未来に何が残せるのか。札幌に住む我々が札幌の為に出来ることは何なのか。昼夜を問わずメンバーで議論をするところから始まりました。

 9か月しかない準備期間の中で、どれだけの事業が出来るのか。不安と期待が入り混じる中で我々にしかできない事を目指し事業を構築していきました。その中で、札幌青年会議所メンバーはどんな困難にも負けず、果敢に挑戦する勇気を持っていることも実感できました。また、世代を超えて続くリレーはまだまだ終わらない事も肌で実感することもできました。

 国際アカデミーは私個人にとっても、非常に多くの勉強と経験をさせていただいた貴重な経験となりました。

 国際都市の創造という、非常に大きな目標のもと国際アカデミーは多くの喜びや笑顔、経験や課題を私たちに教えてくれました。

 国際アカデミー運営実行委員会の皆様、ラインである札幌プライド発信委員会、国際シティ創造委員会、副理事長であり実行委員長であります竹原副理事長には本当にお世話になりました。1年間お付き合いいただいた事に、心より感謝申し上げます。

 また、2012年度、貴重な経験をさせていただきました林理事長をはじめとする札幌青年会議所の皆様には、重ねて御礼・感謝申し上げます。

 2013年度掲げている基本方針の一つである「札幌に住む日本人としてのアイデンティティを構築し、国際都市の創造を目指した人材の育成」に必ずや繋がる大きな成果があったと感じております。
 

【別添資料】

1.組織図

Academy_soshiki.jpg   

2. 事業の様子.pdf