ホームステイ事業報告

日   時 2012年 7月 5日(木) ~  7月8日(日)

場   所 各ホストファミリー宅

担当委員会 国際シティ創造委員会

 

【公益性に関わる事項】

(1)「公益目的事業」該当項目:

 13.思想及び良心の自由、信仰の自由又は表現の自由の尊重又は擁護を目的とする事業

 15.国際相互理解の促進及び発展途上にある海外の地域に対する経済協力を目的とする事業

 19.地域社会の健全な発展

(2)上記の項目を実現する事業実施において注力する点

 当該体験活動等が不特定多数の者の利益の増進に寄与する事を主たる目的として位置付け、

 適当な方法で明らかにしているか。

 

【参加対象者及び人数】

65世帯

 対外対象者:市民65世帯

 

【事業実施内容】

(1)ホストファミリー募集

 チラシやポスターの配布をはじめ、札幌JC発信委員会との連携による新聞掲載による広報活動

 を行うと共に、メンバーからの紹介や情報協力によりホストファミリーを募集しました。

(2)ホストファミリー事前説明会

 ホームステイの受け入れを検討または希望する方に対し、国際アカデミーの全体の流れと

 ホームステイの概要説明を行う説明会を計4回行いました。

 事前説明会では昨年度の国際アカデミーの事業映像を放映すると共に、ホームステイにおける

 マニュアルを配布して説明する事により、事業の趣旨、内容を理解いただき募集に繋げました。

(3)マッチング

 海外デリゲイツとホームステイ先とのマッチング検討会を経て、ホームステイマッチングを行いました。

 事前に海外デリゲイツからは宗教上における条件やアレルギー、喫煙の有無、ホストファミリーからは

 家族構成やペットの有無等の調査を行い、ホストファミリーの希望も鑑みた結果、マッチングによる

 辞退者は無く本事業を進める事が出来ました。

 ①ホストファミリーマッチング当日の流れ

  16:45 第一部受付開始

  17:00 第一部開会

  17:01 海外デリゲイツ入場

  17:05 マッチング

  17:10 理事長挨拶 2012年度社団法人札幌青年会議所 理事長 林 将告君

  17:20 自己紹介

  17:40 ホームステイにおける注意点の説明

  17:45 第一部閉会

  17:45 第二部受付開始

  18:00 第二部開会

  18:01 海外デリゲイツ入場

  18:05 マッチング

  18:10 理事長挨拶 2012年度社団法人札幌青年会議所 理事長 林 将告君

  18:20 自己紹介

  18:40 ホームステイにおける注意点の説明

  18:45 第二部閉会

(4)ホームステイ期間中

 ①24時間ヘルプデスクを設置する事で、ホストファミリーに安心感を与える事が出来ました。

  ヘルプデスクには期間中エクスカーションに関するお問い合わせは6件ありました。

 ②ホストファミリーにエクスカーション資料を配布し相互のコミュニケーションツールとして

  活かしていただきました。また、バーベキューパーティー・札幌卸売市場見学会を開催し、

  それぞれ32世帯67名、36世帯78名にご参加いただきました。

(5)ホームステイ終了後

 ホストファミリーをフェアウェルパーティーに招待し、海外デリゲイツとの絆を更に深めていただきました。

 

【事業実施による効果】

(1)ホストファミリー募集は、可能な限り応募者の希望に沿った事により、ホストファミリーに安心感を

  与える事が出来ました。

(2)デリゲイツとホストファミリーが寝食をはじめ生活を共にするなかで、文化や習慣等の違いを体感し、

  相互理解を深める事が出来ました。

(3)ホストファミリーに対して事前に本事業の趣旨を理解いただいた事で、各世帯それぞれが工夫して

  北海道、札幌の文化を伝え、国際感覚を養う事が出来ました。

(4)エクスカーションを開催した事により、参加したホストファミリー、海外デリゲイツ、LOMメンバー

  相互のコミュニケーションが図られました。

 

【運営上の問題点】

(1)多数の海外デリゲイツが急な不参加となった為、ホームステイを予定していた市民にお断りせざるを得ない世帯が7件発生してしまいました。

(2)担当するデリゲイツの決定時期が遅い点とデリゲイツに関する情報量が少なかった点についてホストファミリーからの不満の声が多く、各家庭における事前準備が十分に出来ませんでした。

(3)ホストファミリー事前説明会について、ホームステイ未経験者に対して安心感を与える為の雰囲気づくりを行う事が出来ませんでした。

(4)公益社団法人日本青年会議所国際アカデミー委員会で把握していたデリゲイツ情報に不確定なものが含まれており、事前に全てを把握する事が出来ませんでした。

(5)ホストファミリーに対して、デリゲイツの参加キャンセルがある可能性について事前に説明する事が出来ませんでした。

 

【今後の課題】

(1)海外デリゲイツの急な不参加に備え、シニアクラブ会員に協力をいただく事はもとより、公益社団法人日本青年会議所国際アカデミー委員会に対して、海外デリゲイツの申し込みを早い段階で確定させていただき、本事業参加の可否を判断する必要があります。

(2)マッチングに関して、デリゲイツ、ホストファミリー双方に安心していただけるように具体的な情報提供等の発信を頻繁に行う必要があります。

(3)ホストファミリー事前説明会を開催する際には、いかにホストファミリーの不安を払拭できるかが大切な為、ホームステイ経験者からの経験談を伝える等の工夫をもって設営する必要があります。

(4)確かな情報を入手する為に公益社団法人日本青年会議所国際アカデミー委員会との連携を強化する必要があります。

(5)事前にホストファミリーに対して、デリゲイツの参加状況について説明する必要があります。

 

【委員長所見】

 札幌市民に対して青年会議所運動を発信する最高の事業であったと感じております。ホームステイ説明会を経て、ホストファミリーとして申込みいただいた札幌市民の皆様が、3泊4日という短い期間ではありましたが、海外デリゲイツと関係を築く事が出来、その為のお手伝いを出来た事に担当委員長としてただただ感無量であります。65世帯という意味では、規模として大きなものとは言い難いところではありますが、ここから新たな関係が築かれ、ホームステイの魅力、外国人との交流の醍醐味が少しずつでも広がって行けばという想いがあります。今回のホストファミリー全世帯が、我々の事業を楽しんでくれた事と確信しております。

 次年度以降、国際アカデミーの経験を踏まえて、国際都市「SAPPORO」が創造され、確立されていきます事を心よりご祈念申し上げます。担当副委員長を筆頭に委員会メンバーの皆様には、表現しがたい感謝の気持ちがあります。月並みではありますが、本当にありがとうございました。

 

【別添資料】

    事業の様子.pdf