常務理事 海野 祐爾

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常務理事 海野 祐爾

【はじめに】

 本年度、社団法人札幌青年会議所を支える佐藤専務理事のもと、会計業務を担う常務理事として「花よりも花を咲かせる土となるために」をキャッチフレーズに、大輪の花を咲かせるために決して目立ちはしないが、無くてはならない土となるべく一年を歩んで参りました。

 昨年の予定者段階におきましても「第25回国際アカデミーin札幌」開催を控えておりましたから、予算計画等においても国際アカデミーを常に念頭において考えねばならず、また新たな法人格へと移行する期日も迫っている事もあり、例年とは違う未知数の部分が多く大変苦労いたしました。しかし、多くの苦労があったからこそ「第25回国際アカデミーin札幌」をはじめとする様々な事業の成功があり、事業を通じて市民の社団法人札幌青年会議所への理解と認知度を深める事が出来たと思っております。

【札幌JC発信委員会について】

 JC運動を効果的に発信し、多くの市民に知っていただく為に、広報活動を一手に担う委員会として運動を展開して参りました。インターネットが普及し、ソーシャルネットワークサービスが隆盛を極める現在において、情報のスピードが求められ、新鮮な情報を常に配信していかなければならない苦労がありました。津田委員長を中心に日々効果的な広報のあり方を模索して参りましたが、情報公開のスピードにおいて遅れを取っていた事は否めません。一方、行政や各種メディアとの連携においては、社団法人札幌青年会議所としての広報を担当する窓口が一つに絞られた事で、常に友好な関係を築く事が出来たと思います。この関係を次年度以降も引き継いでいき、市民の関心を惹きつけるためにもより連携を密にしていければと考えております。

 順風満帆とは決して言えなかった委員会でありましたが、委員会メンバー一丸となって広報活動に邁進していただきました。「第25回国際アカデミーin札幌」においての広報活動、特にデリゲイツ新聞の発行は、大変責任のある担いでありました。昼夜を惜しまずの取材、原稿作成、確認作業と寝る暇のない日々ではありましたが、計7回発行をしていただきました。また、ホームページの運用等を通じて、広く市民に情報を発信すると共に、LOMメンバーへも情報を発信し利用していただいた事は、偏に津田委員長をはじめ委員会メンバー全員の努力と工夫の賜であります。心より感謝申し上げます。

【総務委員会について】

 決して目立つ事はないが、なくてはならない委員会。正に「花よりも花を咲かせる土となるために」というキャッチフレーズが似合う、今西委員長を中心とした結束力のあるチームで常にLOMを陰ながら支えていただきました。

 「第25回国際アカデミーin札幌」開催を控え、多くの議論が必要となった為に、幾度となく臨時の三役会、常任理事会を開催し、計3回の臨時理事会を開催する事になり、開催スケジュールや締め日の調整を含め、議事録作成等、休む暇のない日々でありました。しかし、そのような陰の努力があったからこそ「第25回国際アカデミーin札幌」の大成功という大輪を咲かす事が出来たと思います。また、十一月「アワードバンケット」例会におきましては、当初予定していた十一月「臨時総会」の会場を変更し、委員会のアワード会場に対する強い想いを受けて開催した例会でありました。照明や音響を含めたホテルでは醸し出す事の出来ない雰囲気の中、本年度を振り返ると共に、メンバー全員に感動を与えてくれる事業を実施していただきました。一年間を通じて「花を咲かせる土」に徹していただいた委員会が、もっとも素敵な花を咲かせた瞬間でありました。本年度の今西委員長を中心とする総務チームの献身的な活躍に心から感謝いたします。

【結びに】

 今後、社団法人札幌青年会議所の魅力を広く発信すると共に、市民の理解と認知度を深めより地域に根ざした運動へと結び付ける為には、ホームページの更なる有効活用が求められると思います。ホームページの情報の内容は勿論の事、見やすさや一目見ただけで興味を引くようなデザイン等も重要でありますし、興味を持ってホームページを訪れていただいた市民が何度も訪れていただけるように、日々興味を持って見ていただけるような飽きさせない工夫も必要ではないでしょうか。その為には予算面を含めたホームページのあり方を見直す必要があり、見直す時期に来ているのだと思います。

 本年度、社団法人札幌青年会議所を牽引する林理事長を支える佐藤専務理事のもと常務理事として、この「SAPPORO」というまちの明るい豊かな社会の実現を目指し運動出来た事に心から感謝すると共に、今後も本年度の貴重な経験をLOMの為に活かして参ります。一年間誠にありがとうございました。