十月「未来の都市環境創造」例会報告

【事業の様子】

 

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image001.jpg日   時 2013年10月16日(水)

場   所 かでる2.7 かでるホール

担当委員会 未来の都市環境創造委員会

 

 

 

 

 


委員長 鈴木 俊一郎 

【参加対象者及び人数】

 243名

 対外参加者: 市 民         66名

        学 生         52名

 対内参加者: 正会員          83名

        特別会員         2名

 入会予定者: 見込者         40名

 

【事業実施内容】

 ①第1部 ブルーアース基金助成金授与式

  Ⅰ.(社)札幌青年会議所・ブルーアース基金助成金給付事業PR映像

   映像を用いてブルーアース宣言から現在まで流れと当基金の目的を市民に発信いたしました。

  Ⅱ.2013年度ブルーアース基金助成金授与式

   2012年度ブルーアース基金助成金給付団体の紹介と活動報告を本年度の授与団体の紹介、及び、

   2013年度の申請状況と審査の過程及び給付団体の発表を映像にて行いました。

   竹原理事長より目録の贈呈を行い、受賞団体代表者より一言PRをいただきました。

 

 ②第2部 未来の都市環境コンペティション

Ⅰ.未来の都市環境を創造するための検討会を開催した経緯と、ダイジェスト映像を流すことにより、プレゼンテーションの導入といたしました。

Ⅱ.田邊室長を進行役とし、未来の都市環境を創造するための検討会にて学生より応募いただいたパネルのうち、内部選考によって選ばれた3組を発表し、順にプレゼンテーションをしていただきました。各組の発表ごとに、濱谷雅弘氏、武者加苗氏を交えたディスカッション形式で、未来の都市環境について講評及び意見交換をしていただきました。

Ⅲ.プレゼンテーションを行っていただいた3組に対し、来場者の皆様の投票により最優秀賞、2位、3位を決定し、表彰を行いました。また、集計中にプレゼンテーションをできなかったパネルについて紹介し、濱谷雅弘氏より講評をいただきました。

Ⅳ.最後に委員会の考える未来の都市環境の創造について映像を交えてプレゼンテーションを行い、市民一人ひとりが当事者意識を持ってまちの未来について考える重要性を訴え、本事業の総括といたしました。

 

 ③当日のスケジュール

 17:30 受付開始

 18:00 開 会

 18:01 理事長挨拶 (社)札幌青年会議所 第62代理事長 竹原 慎雅君

 18:07 第1部開始 

 18:07 (社)札幌青年会議所ブルーアース基金助成金給付事業PR及び2012年度授与団体

       活動報告映像

 18:19 2013年度ブルーアース基金助成金授与式

 18:33 第2部開始

 18:33 第2部オープニング映像

 18:37 進行役、パネリスト紹介

 18:37 パネリスト挨拶

 18:45 北海道大学 交通インテリジェンスによるプレゼンテーション~ディスカッション

 19:01 札幌大学 チームあっくんによるプレゼンテーション~ディスカッション

 19:18 札幌大谷大学 新鮮組によるプレゼンテーション~ディスカッション

 19:39 審 査

 19:40 エントリーパネル紹介

 19:52 審査発表・表彰

       最優秀賞:札幌大谷大学 新鮮組

       第2位:北海道大学 交通インテリジェンス

       第3位:札幌大学 チームあっくん

 20:01 委員会発表

 20:10 委員長挨拶

 20:14 学生スタッフ紹介

 20:16 アンケート記入~閉 会

 20:17 終 了

 

【事業開催の成果】

(1) 学生たちにまちのカタチについて発信する機会を提供することで、多くの市民が学生の取り組みについて評価していただいていることが伺え、主体的に考える重要性を認識していただくことができました。

(2) 学生たちの考える札幌の理想的な未来像を通じて、市民に自分たちの住むまちの未来について主体的に考える機会を提供することができました。

(3) 学生たちとともに例会を運営することによって、市や大学と連携を取りながらまちづくり運動へ積極的に参画していただき、運動の理念や手法を学生たちに伝え、意識変革を促すことができました。

(4) 例会にてブルーアース基金助成金の報告、授与式を併催したことで、市民の皆様にその存在と意義を認知いただき、まちづくり運動の活性化を行うことができました。

(5) 企業から協賛をいただくにあたり、本事業の趣旨について十分な理解をいただくため、実行委員会学生メンバーとともに企業にお伺いすることで、学生と企業の間に接点を持たせることができました。

(6) 学生たちの考える未来像を通じ、市民がまちの問題を当事者として考えることで、現在必要な取り組みについて考える契機とすることができました。パネル展の開催により、学生たちの考える未来像が多くの市民の目に触れることで、学生の豊かな考え方を広く発信するとともに、まちづくりに対する市民の意識の高まりにつながりました。

 

 

【今後の課題】

(1)対外例会に行政や協力団体をお招きする場合には、企画・立案段階より予定される日程について先方とご相談し、日程変更も含め検討を重ねていく必要があります。

(2)市民、メンバーが遅参することなく参加し易くするため、対外例会は特に開会を18時30分からにすべきであり、それを踏まえた当日のスケジュールを作成する必要があります。

(3)学生と共に行う事業にて、多くの大学生に参画してもらうためには、実行委員会起ち上げ段階より委員を多くの大学から選出し、広く内容を伝えられる仕組みを整えた上で興味を持つ学生を拡大していく必要があります。

(4)来場者が回答しやすくするため、アンケートの項目についてはよりポイントを絞り、選択型のアンケートを中心に作成する必要があると考えます。

(5)学生との質疑応答について委員会として様々な質問を想定し、タイムスケジュールにあった質疑を行うべく、パネリスト及び進行役と事前に綿密な打ち合わせを行う必要があります。

(6)事業における成果物の展示会を開催する際には、開催予定会場との打ち合わせを重ね担当者に目的を理解していただき、開催場所を早期に確保した上で、市民へ広く発信するためできるだけ多くの会場で開催する必要があります。

(7)公共を含め不特定多数の人々が出入り可能な場所を使用して、市民に対し展示などの手法を用いる場合には、正確な来場者数を把握するために、メンバーを配置して計測するなどの工夫が必要です。

 

【委員長所見】

未来の都市環境を創造するとはいかなることか、幾度と無くメンバーと議論を重ねてまいりました。行政の方や多くのまちづくり団体の方々とも議論を重ねていく中で、未来を創る若者は将来もこのまちに魅力を感じ、住み続けてくれるのだろうか、これらを深堀するべきであると言う思いを強くいたしました。

学生による実行委員会には、例会構築を始めとする各設営において共に汗をかいていただきました。彼らは元々大変志の高い学生であります。我々と共に運動を構築していく中で、日に日に高い次元でポジティブチェンジしていき、我々も強い刺激を受けました。

例会開催数日前から、発表するチームにもリハーサルへ出席をしていただき、プレゼンテーションの練習を重ねてまいりました。また、メンバーもそれぞれ時間を割いて大学を訪問し、練習に付き合いアドバイスを送りました。結果、それぞれのチームが個性をしっかりと発揮し、自分たちが研究してきた成果を存分に出してくれたと思っております。

今回の事業は参画いただいた学生にとって、まずまちづくりについて考える、触れる第1歩となりました。彼らが将来10年後、20年後にこの経験が活き、また実践する者が現れたらこれに勝る喜びはありません。

本例会を構築するにあたり2度の協議を経て審議となったため、スタッフ・メンバーの皆様に於かれましては準備期間がごく短期間になり、大変な苦労をさせてしまいました。その中で個々が自分の責任をしっかりと自覚し、存分に力を発揮いただいたことは、ただ感謝申し上げるしかございません。本当にありがとうございました。