新法人格取得実行委員会
実行委員長 池﨑 潤
2007年より長期に渡り議論され、準備を進めてきた法人格移行ですが、2013年は移行期限の最終年でありました。2012年11月臨時総会にて一般社団法人の移行が採択され、本年はその流れの中、移行に向けた定款の変更、諸規則の変更を行い、総会審議可決後、移行申請の手続きを担わせていただきました。そして、皆様のご協力のもと2014年1月6日に移行登録が無事に終わり一般社団法人札幌青年会議所として新たなスタートを切ることができました。今一度、これまでの流れを振り返ってみたいと思います。
<2006年>
公益法人における寄付金税制の抜本的改革を含めて「民間が担う公共」を支えるための税制の構築を目的とした公益法人制度の見直しが行われる。公益社団法人の申請を行う場合は、2013年11月末日までの移行期間内に公益社団法人への申請を行う必要があり、認可を得られない場合は一般社団法人への申請が必要となる。また、どちらかの法人格に移行しない場合は、移行期間経過後、解散とみなされる為、札幌青年会議所としても選択を迫られることになる。
<2007年~2011年>
(社)札幌青年会議所では、2006年の法改正にともない2007年11月臨時総会において、全会一致で公益社団法人格取得を目指すことが採択される。また、2009年11月臨時総会においては公益社団法人格認定後の定款変更が採択される。しかし、公益社団法人格の認定を受けるためには、①総事業費に対する公益事業比率50/100を満たさなくてはならない。②明確な目的と使途をもたない特別会計の保持が認められない。といった2つの大きな課題があり、以降、数年に亘り監督官庁からの指導のもと議論を重ねる。
<2012年>
2007年11月臨時総会において、全会一致で公益社団法人格取得を目指す事が採択されましたが、保有する特別会計に於いても、有給財産として保有する際の制限により幅を持たせることや、未来のメンバーへの事業制限を与えないこと、そして今後の事業についても公益目的事業費率に囚われず、我々の理念に沿ったまちの発展に寄与する事業を展開するため、一般社団法人格への移行が望ましいと判断し、改めて方向性を見直す。11月臨時総会にて一般社団法人格への移行を目指すことが審議可決される。
<2013年>
一般社団法人格に則した定款に変更するために、5月21日に臨時総会を開催し定款変更を決議。定款変更後、申請及び監督官庁との調整を進める。諸規則も定款に則して見直し、8月臨時総会にて審議可決。
<2014年>
1月6日に一般社団法人格に移行完了。
公益法人制度改革に伴い、公益社団法人を目指すのか、一般社団法人に移行するのか。将来のメンバーの為に、どちらの選択が良いのか。課題も多く、極めて不透明な状況のなか、過去、多くの時間を費やし議論してきました。一時は公益社団法人を目指すことになりましたが、時が経つにつれ、公益法人格取得後、一般社団法人格への移行は認められないが、その逆である一般社団法人格から公益法人格への申請は随時可能であるという、当初とは違う見解になってきたことが、一般を選択する要因の一つになったと思います。
いづれにしても我々の組織や活動は、そもそもが地域に還元できる公益性の高いものであり、法人格が違えども明るい豊かな社会の実現を目指し運動することに変わりはありません。今までの多くの議論から改めて組織のあり方を見つめ直すことができたと思います。
最後に、これまでご協力いただいた皆様、そして法人格移行という、なかなか経験することのできない大きな担いをチームワークでやりとげた新法人格取得実行メンバーに感謝申し上げ報告とさせていただきます。
