常任理事/ひとづくり室室長 佐藤 直也

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常任理事/ひとづくり室室長 佐藤 直也

 

 2013年度社団法人札幌青年会議所基本方針、札幌に住む日本人のアイデンティティを構築し、国際都市の創造を目指した人材育成を目指した運動の背景には、私たちの住む札幌市は、政令指定都市の中でも外国人の受け入れ数が少ないということから、「多文化共生に向けた経験の不足」「観光の受け入れ環境の脆弱さ」「経済面での海外展開の不足」などの原因によりグローバル人材の不足が指摘され、札幌市だけの対策でこれらの問題を解決するには多くの課題を残しています。

 そこで、(社)札幌青年会議所が他団体と連携してグローバル人材の定義である「世界を知る、日本・札幌を知る、交流する」ことを実践し、学び、取り組むことで、市民意識変革運動の機会を創出し、市民が札幌に住む日本人としてのアイデンティティを持つグローバル人材に育成するための運動を広く発信することが必要と考え運動を展開して参りました。

 目的には、国際都市「SAPPORO」の創造に向けて、市民の意識変革を促すと共に、グローバル人材育成の重要性を広く伝播し、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するコミュニケーション能力を身につけることの大切さを重要視いたしました。

 そこには、相手国の国民性を理解しようとする姿勢も大切ですが、「日本はどのような国で、日本人は何を大切にしていきているのか」という問いにこたえられる人材を創出して参りました。

 また、世界的な競争と共生が進む現代社会において、札幌のまちに住む日本人としてのアイデンティティを保ちながら、多文化を受け入れ、新しい価値を創造する能力を養い、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識をもった人材を育成いたしました。

公益目的事業といたしましては、児童又は青少年のための体験型プログラムを行うための機会を提供する事業、国際感覚と相互理解を創出する機会と環境を提供事業として、事前にグローバル人材に必要な要素である「世界を知る、日本・札幌を知る」ことについてのセミナーを市民対象に開催いたしました。

 その後、グローバル人材育成プログラムを企画してグローバル人材育成に必要な要素、「世界を知る、日本・札幌を知る」を習得するために、実際にタイ王国へ渡航しプログラムを通し実施してきました。

 参加した学生には、グローバル人材育成プログラム参加前、参加後の自身の違いを事前アンケート及びプログラムレポートで検証、認識し、八月特別事業において発表する機会を創出し、より多くの市民に国際都市「SAPPORO」の創造に向けて、市民の意識変革を促すし、グローバル人材育成の重要性を広く伝播することができました。

 グローバル人材育成プログラム事前説明会及びセミナーの成果としては、事前説明会及びセミナーを海外交流経験のある関係諸団体と共に開催することで、参加者が本プログラムの趣旨と目的を理解することができ、「世界を知る・日本・札幌を知る」について学び、世界と日本の現状や、日本人としてのアイデンティティ、札幌の歴史、風土、文化について深く理解することができました。

 

 グローバル人材育成プログラムでの成果としては、現地滞在中にプログラム参加者に宿泊先で当日の行動記録と何を感じたかをレポートしてもらうことにより、徐々にグローバル人材へと成長する変化を明確にすることが、参加する学生自身が事前セミナーにて考案した内容にもとづき、タイ王国の現地学生と実施することで、自分の意見を伝えることや多様性を受け入れることで相互理解を図ることの重要性と意識の向上を図ることができました。

 現地の学生やタイ政府関係者、また、ODA活用現場である里親制度対象者との国際交流を実施することで、国内では学ぶことのできない国際感覚や相互理解を深め、次代を担う世代をグローバル人材に育成することができました。

 参加者には事後報告会を設け、プログラム参加前に記載したアンケート内容とプログラムレポートを基に参加前後を比較・検証し、自身がグローバル人材へと成長した過程を認識いたしました。

 その後の八月特別事業での成果としては、UN MDGs社会貢献意識を喚起することができました。また、自己目標を掲げ発表していただくことで、気づきや意識を高めるだけでなく、具体的行動へとつなげることができました。基調講演では、「地球益」と言う観点より講演され、グローバル人材育成に必要な重要な要素として多くの市民に発信することができました。委員会プレゼンテーションでは、実践してきたグローバル人材育成の成果を発表し、意識の高い学生の姿を見ていただくことで意識変革と運動の必要性を理解していただくことができました。大学や関係諸団体と連携することで、様々なアイデアをもとにプログラムを実施することができ、特別事業多くの市民へ発信することができました。

 このような、一年間の札幌青年会議の取り組みから国際都市「SAPPORO」の実現に向け、市民に対する意識の変革に寄与することができましたことに、各所関係諸団体の皆様方には感謝御礼申し上げます。

 また、本年度は(社)札幌青年会議所と東大邱青年会議所と姉妹JC締結40周年を迎え、国際青年会議所の信条に則り、両国間の親善と友好のために寄与することを目的として、背景には、1974年2月9日に姉妹JCとして正式調印し、今日に至るまで様々な交流を通じて親交と友情を深めてきました。本年度は、姉妹JC締結40年という記念すべき年であることを意義づけることで、恒久的な友好関係を築き、両国の平和と繁栄に資する必要があり公益目的、国際相互理解の促進及び発展途上にある海外の地域に対する経済協力を目的とする事業を展開して参りました。

 姉妹JC締結40周年記念事業では、東大邱青年会議所メンバーと共に、札幌市立山の手南小学校に表敬訪問し、これまで行われてきた交換留学に対する友好関係を称え、感謝の意を表しました。

 また、姉妹JC40周年の長きに亘る友好関係を記念するとともに、未来に向けて交流の継続を願い、後継樹として、姉妹桜と命名した桜を植樹いたしました。

 姉妹JC締結40周年記念式典では、交流の歩みを振り返り、姉妹JC締結40周年をお祝いいたしました。開催に際し、成果としては、札幌市立山の手南小学校、駐大韓民国総領事館に表敬訪問をすることで、両青年会議所の交流の歴史を振り返るとともに、民間外交の重要性と相互理解を深めることができました。姉妹JC締結40周年という歴史に感謝、共に祝い、友好を深め合うことで、今後の姉妹JC交流のさらなる発展につなげることができましたことに感謝御礼申し上げます。

 また、青年会議所運動を通して真の仲間づくりができることも本会の魅力の一つであると考え、多くのメンバーが各種大会への参加を促し、メンバー一人ひとりが果敢に取り組む仲間を称え、集うことの素晴らしさや、想いを共有することで、思いやりの心をメンバー間で育みました。

 この、一年間を通じ「変革は能動者たらん」とする創立の精神に基づく志と仲間の情熱と勇姿に自ら奮い立たせる行動力で、「何のために、誰のために」を真剣に考え、議論を重ね、運動に邁進して参りました。

 そして、全ては青年会議所での「出会い」が始まりです。

 自らが青年会議所の素晴らしさを伝え、そしてこの組織の発信力を高めるために仲間を増や運動も積極的に行ってきました。

 会員拡大運動は、まさにJC運動そのものであり、我々の使命でもあります。

ひとづくり、まちづくりは継承なり一年間、お世話になりました関係各所・諸団体の皆様方に感謝御礼もうしあげます。

そして、本年度の(社)札幌青年会議所基本理念であります、誰もが安心して暮らせる、思いやりと魅力溢れる札幌の創造に深く理解をいただいた札幌市民の方々に重ねて感謝御礼申し上げます。

今後とも、私たちの住む札幌がより良いまちへと昇華できます事を祈念申し上あげ2013年度(社)札幌青年会議所ひとづくり室、の事業報告とさせていただきます。

1年間ありがとうございました。