九月「未来リーダー育成」例会報告

 

日   時 2012年9月19日(水)

場   所 札幌商工会議所 会議室

担当委員会 未来リーダー育成委員会

 

 

【公益性に関わる事項】

(1)「公益目的事業」該当項目:

19.地域社会の健全な発展を目的とする事業。

(2)上記の項目を実現する事業実施において注力する点

リーダーの資質を身に付ける事によりまちの発展に寄与する。

 

【参加対象者及び人数】

第1部未来リーダー育成ワークショップ

130名

  対外対象者:市民(仮入会者) 13名

  対内対象者:正会員     107名(出席率65.2%)

 

第2部未来リーダー育成セミナー

188名

  対外対象者:市民(仮入会者・入会予定者・三月特別事業参加者) 72名

  対内対象者:正会員                     116名(出席率70.7%)

 

【事業内容】

(1)第1部 未来リーダー育成ワークショップ(75分)

 Ⅰ.ビジョンの描き方

 参加者に事前資料として自らのビジョンを記入していただき、その資料を基に四人一組でビジョンを描く為には何が必要かを考えるディスカッションを行いました。

 Ⅱ.ビジョンの浸透方法

 NLPパズルを用い、二人一組で伝える側、伝えられる側に別れ協同して作成する事で伝え方や聞き方によってNLPパズルの形が異なり、その結果について伝え方のポイントを二人一組で掘り下げるワークショップを行いました。 

 Ⅲ.72時間ルール宣言

 講師が参加者に対し学んだ事や新しい事を実現するには、72時間以内に実行する必要がある事を発信し、四人一組のグループ内のメンバーに一人ひとりが今後自分が何を実践するかを宣言していただきました。

(2)第2部 未来リーダー育成セミナー(79分)

 講師にウインザーホテル洞爺の再建というビジョンを実現する為、社員に対し洞爺湖サミット開催に相応しいホテルへ成長させる事を浸透させ、また、ホスピタリティについての社員教育を実施した事と「食」を重視したホテルの展開についてご自身の哲学と行動力を交え、ご講演いただきました。

(3)委員会メッセージ(5分)

 三月特別事業から続く一連の流れについて総括する事で、ビジョンを実現する手法を発信いたしました。

(4)当日のスケジュール

17:00 受付開始

17:30 第1部開会

17:31 国家並びにJCソング斉唱

17:33 JCIクリード唱和

17:35 JCIミッション唱和

17:37 JC宣言並びに綱領唱和

17:39 講師入場 名案企画株式会社 代表取締役 土`川 尚己 氏

17:40 理事長挨拶 社団法人札幌青年会議所 理事長 林 将告 君

17:44 講師紹介

17:45 未来リーダー育成ワークショップ開始 

      名案企画株式会社 代表取締役 土`川 尚己 氏

18:58 終了

19:59 講師退場

19:00 未来リーダー育成ワークショップ閉会

19:05 第2部受付開始

19:20 第2部未来リーダー育成セミナー開会

19:21 講師入場

19:22 理事長挨拶 社団法人札幌青年会議所 理事長 林 将告 君

19:25 講師紹介

19:26 講演開始

      株式会社ザ・ウインザーホテルズ インターナショナル

      代表取締役 窪山 哲雄 氏

20:28 質疑応答開始

20:39 質疑応答終了

20:40 委員会メッセージ

20:45 閉会

20:47 アンケート記入

 

【事業実施による効果】

(1)参加者がビジョンの浸透方法についてNLPパズルを用いて実践し、自身の偏った伝え方が受け手の理解を難しくしているという事をディスカッションを通じて認識していただく事で、リーダーとしてビジョンを浸透させる為には、相互が共有出来る言葉を見出す必要がある事を認識していただきました。

(2)窪山哲雄氏にリーダーとしての資質と組織の運営手腕について自らの経験と哲学に基づきご講演いただき、俯瞰的視野とビジョン実現に向けた行動過程を学ぶ事で、参加者に将来を見据えて能動的に行動するリーダーは、ビジョンを実現させる人材である事を認識していただきました。

(3)三月特別事業で講演いただいた横石知二氏と本例会講師の窪山哲雄氏のビジョン構築から実現までの事象を交える事で、両氏の共通点としてビジョンを持ち、共感し、浸透する重要性を発信すると共に、一歩踏み出す行動力の重要性を理解していただきました。

(4)本例会についてのアンケートを集約した結果、ビジョンの描き方、浸透方法、そして実現までの一連の流れについて多数の参加者にご理解いただき、三月特別事業で発信いたしましたビジョン構築の重要性に帰着する事が出来ました。そして本例会の目的であるリーダーとして未来を最適に導くリーダーシップを認識していただく事が出来ました。

 

【運営上の問題点】

(1)第一部、第二部の切り替えの際に受付をしていただいたJAYCEE拡大・交流委員会メンバーへの伝達に不備があり一時的に受付せずに、そのまま会場へ入場する来場者が出ました。それにより来場者の芳名録に記載漏れが発生いたしました。

(2)不適切な誘導が見受けられ、対外来場者を最適な席まで案内する事が出来ませんでした。

(3)200%例会に向けて、JAYCEE拡大・交流委員会メンバーと共に、広報に取り組みましたが、123%の出席率にとどまる結果となりました。

(4)委員会メッセージで用いたパワーポイント内の窪山哲雄氏に対する社員へのインタビューについて聞き取りにくい箇所がありました。

 

 

【今後の課題】

(1)他の委員会と連携して例会を運営する場合や第一部、第二部で参加対象者が異なる場合は、事前に問題点等を抽出した上で、あらかじめマニュアルを作成し、説明を行う必要があります。

(2)参加者に芳名録へお名前を漏れなく記入してもらう為に受付の位置を会場出入り口に沿って設置する事とその動線に誘導係の人員を多く配置する必要があります。

(3)例会前におもてなしの心について委員会メンバーで学び、来場者に失礼の無いように対応する必要があります。

(4)200%例会の重要性をメンバーに浸透する為に、趣旨を強く発信する事とメンバーへの取り纏め協力を各委員会へ周知徹底する事が重要です。

(5)ホームビデオを用いた撮影は、場所等の条件で音声が取得しにくい状況を把握し、取材時にレコーダーを用い、別途音声を取得すると共に委員会より発信する内容については、レジメを配布する必要があります。

 

【委員長所見】

 三月特別事業を踏まえて九月「未来リーダー育成」例会の事業を開催させていただきましたが、運動を通じ例会を構築していく中で、多くの道に迷い込む事がありました。結果的にはメンバーから多くの意見をいただく事が出来、紆余曲折の上、最終的に未来を最適に導くリーダーシップを認識していただく為、「ビジョン」を実現させるまでに至る手法を例会で展開する事が出来ました。ビジョンを達成させるには、描くだけではなく、周りに伝え気持ちが波及し同じベクトルを持つ仲間を何人も増やし、巻き込む必要があります。これは、まさしく我々の運動に必要なところであり、志を同じうする仲間を増やしていく会員拡大や、明るく豊かなまちを築く為、率先して行動する事に繋がっていくと考えております。その為、当委員会では、本年度の最終最後まで未来リーダーの育成に努め、その一環として社団法人札幌青年会議所ホームページにワークショップの内容をプログラム化し、メンバーや市民に継続的に未来リーダー育成手法論を閲覧出来る場を提供いたします。

 最後になりますが、本事業の開催にあたりご協力いただきました小田委員長率いるJAYCEE拡大・交流委員会の皆様、千葉副理事長、田﨑室長、全ての関係諸団体の皆様、メンバーの皆様、そして、委員会メンバーに心より感謝申し上げ所見とさせていただきます。誠にありがとうございました。 

 

【別添資料】

    事業の様子.pdf