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理事長所信

社団法人 札幌青年会議所 第61代理事長 林 将告


【はじめに】
2011年3月11日14時46分、宮城県仙台市の某小学校。
地響きを鳴らしながら襲ってくる恐怖は、何が起きたのか状況把握も出来ないままの大人や、いたいけな子どもたちへも躊躇せずに向かってきた。
突如として現れる鉄のかたまりが道路を覆い、ありとあらゆるライフラインが崩壊する。
あるべき我が家は見るも無残な姿へと変わり果て、つい数分前まで校庭を元気に走りまわっていた子どもたちには到底受け入れられる光景ではなかった。

「机の下に頭をかくしなさい!」

横揺れが徐々に大きくなる中、防災ヘルメットを被る担任教師の怒鳴り声が教室中に響き渡る。
怖くて悲鳴をあげる子や、盾になるはずの机が揺れる事に泣き叫ぶ子もいた。

「みんな、しっかりしなさい!」
「先生たちが命がけで守るから!」

何故だろう。
校内放送で流れる教頭先生の声が小学3年生への進級を目前に控えた少年の心に強い安心感と、ひとりではないのだという仲間との一体感を与えた。
その後、私の甥は防災頭巾をまとった姿で、母親と会うまで一度も涙を見せず、友だちと共にみんなで学校を守ったと誇らしげに語った。

この大震災の中で見たひとつの光景は、私に仲間を結ぶ絆の素晴らしさと共に日本人の真の強さを感じさせ、自らの人生に於いて成すべき道標となった。

未曾有の国難ともいうべき、東日本大震災の発生から数カ月が経過し、震災の惨劇は今もなお被災者たちを苦しめ、原子力発電所の事故により一層の絶望感と孤独感をもたらしている。
北海道南西沖地震で津波被害を経験している我々北海道民にとって、被災者の味わう苦難と忍従の姿は想像しただけで涙が止まらない。
このような国難の時、明治維新に活躍した諸藩の若者たちがそうであったように、いつの時代に於いても奮起の先頭に立つのは青年であり、そしてJAYCEEであったはずだ。
自らの行動を市民に背中で示す事によって、責任世代である我々の存在価値をより高め、希望と活力を持つまちのリーダーとして我々が立ち上がる。
日本を元気にするにはまず地域社会から。
我々社団法人札幌青年会議所は、明日のまちの為、人の為、そして未来の子どもたちの為に今こそ立ち上がらなくてはならない。


【己を律するJAYCEEでありたい】
人の顔とは変化するものである。
これまで培ったキャリアや、人への信用や信頼そして己が持つ自信が上書きされていくからなのかもしれない。
いま自分は、どんな顔をしているだろうか?
私は思う。そうであれば、年を重ねるごとにより勇ましい顔となっていたい。
3年前よりも信頼感の溢れる顔であり、去年よりも自信が漲る顔であり、昨日よりも誰かが信じてみたいと思う顔でありたい。そして、いつまでもその変化を続けていきたい。
ならば、まず我々自身が己に厳しくなくてはならない。
昨今、先輩諸兄からは「JCは変わった」「JCの礼節は何処にいったのか」「JCが合理的になった」などの声を耳にする。
我々にとってその言葉を真摯に受け止め、己を律する事は最も重要である。
ただ、上辺だけの慣例や知識を詰め込み、体裁を整えるのではなく真に「まち」や「組織」に必要な人間でなくてはならない。
我々青年は、その若さを充分に活かし、あくまで自らの向上心や探究心からなる実践によって、その学びを得る事を忘れてはならない。
その上で多くの仲間との出会いや絆を通し「自己修練」に励む事が、「個」の力によって「組織」の成長に繋がるからである。
効率良く運動する事は他の団体でも数多く出来るし容易い。
しかし我々JAYCEEは、これまで無駄と思う事も敢えて行なう勇気を持って自らを磨いてきた。
そして、その姿勢は本物のJAYCEEだからこそ感じる事が出来る誇りでもある。
今ある自らの尺度で全てを決断する事は己の成長の妨げにしかならない。
自らの持つ理想や好奇心を刺激する世界へ新たに飛び込んでこそ真のJAYCEEへの始まりであり、後に変革した自分と出会える唯一の方法ではないのだろうか。
共に胸を張ってJAYCEEである事に誇りを持とう。


【札幌プライドの発信】
明治初期、我々の先達たちが蝦夷地として定住していたこの地に、勇気ある開拓使たちと共に半官・島義勇は最初の屯田兵として入植した。
円山の丘からはるか東方を見渡し、遠大な土地を眺め、鉄道を敷く事や産業を興す構想を思い描き、札幌のまちづくりが始まった。
歴史的にもまだ新しい札幌は、他の地方自治体には見られない特色と魅力を持っている。
これ程の積雪地帯に於いて日本有数の大都市として発展してきた事は、世界的に見ても貴重なまちといえる。
困難な環境と共存しつつ、自らの居場所を自らで開拓し、住みやすい環境へと変化させてゆく。
この「開拓者精神」こそが、わたしたち札幌市民にとって今でも語り継がれるべき札幌プライドである。
その札幌プライドをより理解し、後世へ継承していく事こそが、現代の札幌に住むわたしたちと共に、親やその子ども、そして教育に携わる世代にとって最も重要な事であると考える。
まずわたしたちが、世界や日本から見える札幌をより深く理解し、その特色の確立が、まだ見ぬ札幌の魅力を認識する事となり、広い視野で自らのまちを知る事に繋がる。
自らの郷土愛の醸成は、愛するまちに対し市民が行動を起こす第一歩となるであろう。
本年、社団法人札幌青年会議所では、その郷土愛を広く日本へ、世界へ発信させていきたい。
まだまだ多くの可能性を秘めた都市として、より日本全国、世界各国の人々に門を広げる事と同時に我々自らが、札幌プライドを広く発信していきたい。
「さっぽろ雪まつり」に於いて使用する雪は、混じりけのない純雪が使用されている。
いわゆる「雪かき」や「雪おろし」をしたあとの不純物が入った雪は、途中で溶け出してしまうからである。
わたしたち札幌市民の心には、生活の中で密接している雪と同様に、一つの事を成し遂げる為の「純粋な思い」が流れている。我々が持つこの「開拓者精神」を札幌市民が持つ純粋な気持ちで声高らかに伝えていきたい。


【世界へ誇るSAPPORO】
北海道の中心である札幌市はこれまでも観光都市として最適なまちとして知られ、国際色豊かなまちとして世界へ誇ってきた。それに加え、広大な自然と文化、食、芸術と共に、世界規模のイベントも数多く開催し、国際観光都市としても広く世界へ発信されてきた。
  我々、社団法人札幌青年会議所はその国際色豊かな札幌を観光都市としてだけではなく、真の国際人として異文化間交流を一層推進するモデル自治体としての「SAPPORO」を広く発信させなければならない。
真の国際人とは言葉や会話のみを重んじるのではなく、相手の文化を尊重しつつも、自らのまちの文化や歴史と言った地域アイデンティティをより深く理解し、様々な国や地域、人に伝える事が出来なくてはならない。
現代に於いて、札幌の文化やしきたり、生活様式、そして歴史観といった地域性を語れる人は少ないと感じる。
真の国際人に於いて民族的なアイデンティティを確立する事は、他国やその国の人々からの強い信頼感に繋がり、「個」としての異文化間交流にも充分役立つものとなるはずだ。
愛する札幌をより深く理解し、相手の文化をも尊重し合える相互関係を構築する事は、世界との友情への新たな始まりとなり、世界が本当の意味で「SAPPORO」を知る事に他ならない。
本年、社団法人札幌青年会議所は、海外並びに国内より多くのデリゲイツを迎える「第25回国際アカデミーin札幌」の開催地LOMとなる。
我々は、国際アカデミーを通じ、世界の仲間へプログラムを提供するだけでなく、札幌の子どもたちの心を育む機会を創出すると共に、多くの札幌市民に真の国際人として、自らのアイデンティティを確立し「SAPPORO」を広く世界に発信していきたい。
また、我々はこれまで先輩諸兄から脈々と受け継がれてきた札幌青年会議所伝統のホスピタリティ精神で多くのデリゲイツを迎え入れ、世界との友情を育むと共に、恒久的な世界平和の確立に貢献するグローバルリーダーの育成に寄与したい。
更には、国際アカデミー開催地LOMとして「SAPPORO」から発信される様々な異文化間交流が生み出す相互扶助の精神を広く世界へ伝播し、世界平和実現の一助となる事を私は強く願う。


【子どもたちの心がふれあうまち】
明るい豊かな札幌を描く為に、次代を担う子どもたちの心の育成は最も重要なテーマの一つである。
多種多様な考えを持った人々との関わり合いを通じ、相手を理解し、敬意を払う事を学びながら、相互の独自性を尊重する心を育むと共にそのバランス力を培う事が成長過程にある子どもたちにとって極めて重要である。
更には現代のグローバル社会に於いて、自国とのふれあいのみならず、世界各国の人々とのフレンドシップを肌で感じる事は、これまで得る事の出来なかった価値観を創出し、新たな世界観を育む事に繋がる。
我々、社団法人札幌青年会議所は、子どもの意思とは別に親やその環境に左右されがちな現代に於いて、子どもの潜在能力を最大限に引き出す事の出来る社会を創造し、次代へ繋がなければならない。
そして、未来の主役である子どもたちの健全な心を育む環境を数多く創出し、様々な交流を通じ、学び、気付き、そして子どもたち同士が自ら考え、話し合う事の出来る環境を構築したい。
子どもたちの笑顔は、幸福な社会のバロメーターである。
子どもたちが様々な地域の人々とのふれあいから愛情や友情を育み、思いやりのある心を共に感じられるまちこそが未来の札幌の理想ではないだろうか。


【まちのリーダーたる使命】
日本の多くの企業や政治団体、NPO団体、更にはそれらと同様に何らかの目的を求める組織などは、今、傑出したリーダーを求めている。
高度成長時代、我々の先輩諸兄は自らの創造力と情熱を糧に企業や組織を飛躍的に成長させると同時に、多角化の推進やグローバル市場の開拓などに於いても陣頭指揮を取ってきた。
現代の責任世代を自負する我々は、過去から学ぶと共に、新たなリーダー像を深く追求し、組織のリーダーとしてどのような環境下に於いても卓越した手腕を発揮出来る人材を育成する必要があると考える。
「明るい豊かな社会」を創造する我々JAYCEEも例外ではない。
地域のリーダーとして運動する以上、自らのリーダーシップに最大限の責任を持ち、真摯にまちづくり運動の原点となる「個」の形成に努める事が重要である。
本来、リーダーシップとは、天性に基づくものではなく、努力の積み重ねによって磨かれていくものである。
自らの肩書きや立場とは無関係に裸の自分に向き合う事の出来る人材が必要であり、まず、真の自分がリーダーシップを発揮する為にはどのようにしたらいいの かを自問自答する事が、他者の認めるリーダーとなる始まりと考える。そして、様々な組織に於いて、自らの立場が果たすべきミッションを充分に理解し、人生 や経営、様々な事業を通じて実現したいビジョンを他者へ明確に発信する事が求められる。自らが確固たる考えに基づき行動を起こし、周囲の人々に大きな影響 を与えられる人材が求めらている今、時代を担うJAYCEEが多くの組織やまちのリーダーとなり、我々の愛する札幌を力強く牽引してほしい。


【地域コミュニティの活性化】
これまで社団法人札幌青年会議所では、幾たびテーマとしてきた地域間交流は、大人たちだけではなく子どもたちへの教育としてもその役割を担ってきた。
一昔前はいわゆる近所のうるさい頑固おやじに子どもが叱られる風景がよく見受けられ、子どもたちは、その度、日常生活に必要な挨拶や家庭で学ぶべき礼儀までをも学び、地域社会全体で子どもを育成する「地域学校」が日常化していた。
しかし、現代では少子・高齢化やライフスタイルの変化などから、一部の地域では町内会離れや隣人、近郊の学校にすら関心を持たない市民が増えつつある。
その要因にはこれまでの急速な発展や時代が及ぼした効率的な社会を問題視される声が飛び交うが、本当にそれだけが要因なのであろうか。
地域のコミュニティはまちの活性化に必要不可欠である。
まちの一人ひとりが地域コミュニティの再構築に主体的に参画する事が地域への関心を高め、そこに生活する人と人を繋ぐ事となる。
我々は、先の東日本大震災でも学んだはずだ。
自分だけではなく周りの人々と相互扶助の精神が必要な現代に於いて、地域が一体となって共生出来るまちを構築すると共に、子どもたちが親やその地域の人々へも思いやりをもって接する事が出来るまちが最も必要であると。
そして、地域コミュニティの復活が市民の意識変革によって成されるのであれば、その意識変革運動こそ我々青年が果敢に挑戦すべき運動に他ならない。
今の時代だからこそ、我々が市民の先頭に立ち地域に住む人々がふれあいを持つ機会を創出する新たな札幌のコミュニティを構築したい。


【多くの市民に伝わるJC運動】
2011年2月15日に社団法人札幌青年会議所は札幌市と「さっぽろまちづくりパートナー協定」を結んだ。
これには4つの協定概要に伴い、運動の継続性を明確にする事と共に、札幌市との連携を今以上に強固なものとし、広く市民に発信する場を設ける意味がある。
我々は、これまでも札幌市や札幌市民に寄与する運動を広く展開してきたが、札幌市民への認知度、発信力はまだまだ満足するものでは無い。
我々の運動がJCの為の運動でない以上、メディアとの連動や発信力のある企業、団体との協働は必要不可欠であり、地域で発信力の強い媒体などと情報を共有し、様々な運動の情報発信が極めて重要である。
我々が展開する札幌市民に寄与する運動とは札幌市民が関心を持つものでなければならない。
本年は「さっぽろまちづくりパートナー協定」の締結を通じ札幌市との広報協力を始め、各メディアとの関係をより強固なものとし、互いが尊重し合う具体的な方法を構築していきたい。
更には、これから未来永劫続く我々のJC運動を広く発信する上で必要な広報戦略を新たに考察し、次代のJC運動の促進力強化に繋げたい。


【あなたは何故JAYCEEであるのか?】
社団法人札幌青年会議所に入会して以来、様々な事業や団体との連携の中で「JCしかない時代」から「JCもある時代」と揶揄される言葉を幾度となく耳にした。
しかし、果たして本当に、我々が関わる現代は「JCもある時代」なのであろうか。
私はそのように思わない。
確かに今の時代に於いて、崇高な志を持ったNPO団体やまちづくり団体、そして専門的な知識を兼ね揃えた研修などで自らを研鑽する場はいくらでもあるが、 我々が身を投じるJCは、自らがこれから立ちはだかるであろう困難や試練に立ち向かう力や勇気を培う場であると同時に、これから新たに成長し続ける自分の 根源となる場である。
その揺るぎない志と目的を持つJCだからこそ、永きに亘りまちやひとに必要とされた歴史を刻み続け、これからも未来永劫に必要な組織であると考える。
多くのLOMが会員の減少を止められないなか、社団法人札幌青年会議所はメンバー個々の絶大な努力と共に多くの皆様の協力によってV字回復の兆しを見せている。
我々はJC運動そのものであるJAYCEE拡大運動を通じ、全メンバーで英知と勇気と情熱を持った仲間を増やさなくてはならない。
そのなかで、他の組織では育む事の出来ない仲間との友情や、その多くの仲間から様々な事を学んできた経験を伝えていきたい。活性化される組織には多くの人が集い、その多くの仲間によって組織はまた活性化される。
そんな当たり前の相乗効果をもたらす事が、我々に与えられた次なるステップである。
一人ひとりが新たな仲間と出会う為の一歩を日々踏み出さなくては組織の発展も進歩もない。
我々が自らの言葉で己が何故JAYCEEであるかを未来のメンバーに伝えてほしい。
新たな仲間を生む事は明るい豊かな社会へ向けた大きな一歩なのだから


【札幌JCプライドを胸に】
1948年、戦後の荒廃した日本に誰もが絶望の淵に立たされていた頃、三輪善兵衛先輩はその挫折を乗り越えるべく青年会議所を立ち上げた。
「新日本の再建は我々青年の仕事である。」と高らかに宣言された志が今もなお我々の運動の指針となって生き続けている。
社団法人札幌青年会議所も三輪善兵衛先輩から届いた1通の手紙を受けた斉藤甚之助先輩他27名のチャーターメンバーの強い意思と高い志によって1951年6月11日に設立された。
創立61年目を迎え、新たな時代へ踏み出した社団法人札幌青年会議所はいつの時代も、志ある先輩諸兄が自らの生まれ育ったこの札幌に誇りを持ち、まちの未来を想い描き、情熱と魂を鼓舞し続けてきた運動のはずである。
そして、その原動力となったのは、自らが持つ使命感ばかりではなく、無類の信頼を寄せる仲間が熱い想いに涙溢れる姿や、仲間を想い昼夜を問わずに走り回る 姿、そして額だけではなく脳に汗をかくほどただがむしゃらに走り続ける仲間の姿を目の当たりにし、自らが感動を覚えたからではないだろうか。
誰もがそんなメンバーを見て憧れを覚え、自らもそうありたいと思った事があるはずだ。
私は40歳という限られた時間までしか出来ないJCをもっと心と身体で感じてもらいたい。
現在の札幌経済状況は、JC運動に参画するだけで大変な時代であると感じている。
当然の如く、経済人の一翼を担う我々には仕事をする傍らJC運動を展開しなければならない。
しかし、あなたにも思い出してもらいたい。本当に苦境の中、貴重な時間を費やしてJCをするメンバー、年中休みなく仕事とJCに奔走するメンバー、企業出 向の為有給休暇をとりながら想いの強いJCを実直に全うするメンバー、こんな素晴らしい仲間とJCが出来る喜びを私は本当に感じている。
その喜びをあなたにも感じ、そんな素敵な仲間がいるJCである事を声高らかに語ってもらいたい。

しかし、あなたはどうであろう。

あなたは、素敵な仲間に胸を張って自分のJC物語を語れるのだろうか。
あなたは、素敵な仲間と共に肩を寄せ合い涙を流せるのだろうか。
あなたは、素敵な仲間が憧れを抱くJAYCEEなのだろうか。

青年である今こそ、己が変わらなければならないのだ。
周りを非難しても変わらない。己が変わらなければ何も変わらないのだ。
己の小さな価値観などは捨て素敵なメンバーの為に自らを託してみようではないか。

人が人を心から尊敬し「あの人のようになりたい」と想う心、「男が男に惚れる事の素晴らしさ」「女が女に惹かれていく清々しさ」そのような気持ちが我々の運動の原点であり、その「個」の想いが集う事により「チーム札幌JC」という集合体となるのである。
「チーム札幌JC」という集合体が更なるエネルギーを発信し、その光明が全メンバーを照らしたとき、2012年度に掲げる「札幌JCプライド」は鮮やかに光り輝くのである。
もう一度、自らの心に問いかけてもらいたい。
もう一度、自らの心を奮い立たせてもらいたい。
本当の「札幌JCプライド」はあなた自身の中に確実に存在するのだから・・・。


【結びに】
はじめに記述した通り、今日本は東日本大震災での人々の落胆や永きに亘る経済不安から明るい笑顔を忘れている日々が続く。
そんな時代に社団法人札幌青年会議所には何が出来るのであろうか。
私は、人々が生きる糧となる元気を発する事が、今我々に求められている大きな責務であると感じる。
我々が、札幌から元気を発信しなければ誰がその先頭に立つのであろうか。
東日本大震災の被害を直接受けていない札幌だからこそ出来る様々な運動が市民の笑みを呼び、その笑顔の広がりが日本の元気に繋がるのである。

我々自身が、もっと青年らしく、もっとJCらしく、もっと楽しく札幌の夢を、そして日本の将来を語り合おう。
そして、自分たちがドキドキ、ワクワクするような運動を大胆に展開し、札幌JCの元気を札幌に、日本に、そして世界に発信していこう。

JAYCEEよ、もっともっと本気でJCを楽しもう。

JAYCEEよ、もっともっと本気でJCを感じよう。

JAYCEEよ、もっともっと本気でJCを伝えよう。

今、それが出来るのは、我々JAYCEEだけなのだから・・・。

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