(一社)札幌青年会議所 2014年度

誇りある日本人を育成するための調査研究・報告について

報告

 

 

ファイル名

11R-HOKO-H-1

 

事業名

(一社)札幌青年会議所 2014年度

誇りある日本人を育成するための調査研究・報告

 

室名

たくましい人材育成室

委員会名

誇りある日本人育成委員会

 

専務理事

専務理事

佐々木 和也

確認日

2014年11月14日

 

担当役職・役員名

副理事長

小田 祐司

確認日

2014年11月14日

担当役職・役員名

常任理事

油矢 紗也香

確認日

2014年11月14日

委員長名

委員長

菊地 幸広

確認日

2014年11月14日

作成者役職・氏名

副委員長

加賀谷 由峰

作成日時

2014年11月14日

トップ/事業概要/前回までの流れ/参考資料

 

事業概要

 

1.

報告事項

 

(1)背景

私たちを取り巻く生活環境は便利さと豊かさにあふれています。その便利さと豊かさは、先人たちが次代を想い、大きな志と情熱をもって困難を乗り越え、私たちの住むまち札幌を創り上げてきたからです。また、和の精神を大切にし、争いごとを好まず、上下の隔てのない人間的な優しさももち合わせていました。しかし、物質的・経済的に豊かになった反面、ライフスタイルの変化や価値観の多様化により、日本人特有の道徳観や協調性が軽視され、希薄な対人関係を生み、市民の地域を愛する気持ちや、日本人の他人を想いやる昔ながらの素晴らしい生き方が失われつつあると考えます。今一度、先人たちから連綿と紡がれてきた歴史や伝統、豊かな心を再認識し、地域そして日本を愛する人材を育成することが重要であると考えます。(参考資料2)

 

(2)調査研究・報告のための目的

次代を担う子どもたちに焦点をあて、日本を愛する人材を育成します。

 

(3)委員会の取り組み

誇りある日本人育成委員会では、札幌や日本の歴史を研究したうえで、青少年育成事業の一環として、わんぱく相撲札幌場所の開催やキャンプを通じて先人たちの苦労や、現代社会の便利さ、そして札幌の歴史を知っていただくための運動を展開してまいりました。

 

  @札幌市の歴史調査・研究

   T.札幌の資料館巡り

     まず我々は札幌の歴史について調査しました。北海道開拓の森や札幌資料館を含む市内16か所を廻り、札幌の歴史についての情報収集をおこないました。主に地域に密着した資料として、生活用品や農機具、戦時中遺品・教科書・神社にまつわるものなどが展示されていました。時代背景としては明治初期〜平成まででした。(参考資料3)

    そのほか、アイヌ文化も白老に行き視察してきました。(参考資料4)

   U.島義勇についての調査・研究

     現在の整然とした札幌のまち創りを計画した先人として歴史に名を留めているのが、島義勇(しまよしたけ)です。島義勇は、1822年(文政5年)佐賀藩士島市郎右衛門の長男として佐賀に生まれました。1869年(明治2年)開拓使が設置され、その年の9月20日には東久世二代目代長官と共に品川から函館に渡りました。開拓使判官としての島義勇は、札幌のまち創りに壮大な計画を練りあふれる情熱をもって実行に着手しましたが、そのためには莫大な費用が必要であり、費用の調達を巡って政府と対立した結果翌年3月志半ばにして札幌を去ることとなりました。札幌のまち創りはその後継続されることになりましたが、その構想は随所に継承されています(参考資料5)

  A日本の歴史調査・研究

   T.世界から見た日本の調査・研究

     海外の人々にはどのように日本人は思われているのか、また日本人とはどんなイメージなのか、我々では発見できない部分を客観的に研究するために、さまざまな国の思想家や評論家の意見をもとに、調査しました。(参考資料6

   U.誇りある日本人の調査研究

      札幌や日本の歴史を調査したうえで、誇りある日本人とはどのような人なのかを委員会で紐き、協議を重ね調査・研究しました。(参考資料8)

   V.靖国神社視察

     戦争では神風特攻隊と呼ばれた方々がいました。若くして自らが国のために率先して命を懸ける。そんな時代の志高き若者がいたからこその現在があります。当時の遺書や環境を調査するために視察に行き、当時の想いや愛国心を調査しました。

   W.他県開拓者の調査・研究

北海道や、札幌の歴史は本土から見ると浅いことが分かりました。そこで、参考までに東日本大震災のあった福島県や宮城県に視察に行きました。やはり、どの地域でも先人たちを敬う心は一緒でした。(参考資料9)

   X.震災から分析する日本人像についての調査・研究

世界でもニュースとなった震災後の日本人の秩序について調査しました。「世界第3位の経済国にも関わらず、略奪や暴動やギャング、そして生活必需品の値上げもない。日本人はみなお互いに助けあって生きている。」と報道されていました。やはりここでも、先人たちから受け継いだ日本人特有の人を思いやり人のために行動する心、利他の精神や価値観の違いで世界を驚かせたのだと考えます。

     

  Bわんぱく相撲札幌場所

子どもたちが国技である相撲を体験することにより、礼儀・礼節や日本人の精神性を学び、心身ともに健全な青少年に成長すると考え、わんぱく相撲札幌場所を開催いたしました。また、わんぱく相撲全国大会の予選会も兼ねての開催となりました。(参考資料10)

 

   【開催日時】2014年6月29日(日)

   【開催場所】北海道神宮常設土俵 札幌市中央区宮ヶ丘474番地48

   【参加人数】502名

         出場者(子ども) 81名

         参加者(市民) 326名

             メンバー 95名

   【事業内容】 

T.札幌相撲連盟が運営のもと、各学年別にトーナメント方式でわんぱく相撲札幌場所を開催いたしました。

U.わんぱく相撲札幌場所終了後、花相撲を開催いたしました。

 

  C誇りある日本人育成プログラム

札幌市に在住の小学生高学年を対象に札幌の歴史ツアーや、箸つくり体験を1泊2日の工程で、NPO法人ねおす様にはキャンプの達人としてご指導いただき、杉山幹夫氏には歴史の先生として協力をいただき開催いたしました。(参考資料11)

 

   【開催日時】2014年8月10日(日)〜8月11日(月)

   【開催場所】西岡青少年キャンプ場 札幌市豊平区西岡544番地

   【参加人数】60名

         内訳  小学生 4年生、5年生、6年生      25名

             NPO法人ねおすスタッフ、杉山 幹夫氏   5名

             誇りある日本人育成委員会メンバー及び役員 21名

   【事業内容】

札幌の歴史を学ぶツアー(講師 杉山 幹夫 氏)

@.バスでの移動中に、杉山氏の講義にて開拓にあたっての先住民族との関わりを学び、民族間の歴史や文化を尊重する思いやりの心を育成しました。

A.円山動物園にて、講師の説明を聞きながら園内を見学します。講師より、当時の札幌ではインフラ整備が最優先事項になっており、反対する勢力があったにも関わらず、子どもたちに明るい夢を育てる教育の場そして、市民の憩いの場として円山動物園をつくった先人の想いと経緯をお話いただきました。

B.大倉山シャンツェにのぼり、札幌のまちを見渡しながら、杉山氏の講義にて、まちの特徴や東西南北にわかれた格子割による構成からなるまちのつくりなど島義勇が「五州第一の都」(世界一の都)をつくるという壮大な構想を描き、一から開拓した想いと努力を学びます。

C.全体を振り返り、先人たちの想いや苦労があって今の札幌があること、人は周りの人たちに常に助けてもらっていること、今あるすべてのことに感謝することが大切であることを学んでいただきました。

U模擬開拓体験事業 

@.キャンプ生活をとおして生活基盤づくりを学び協力し合う大切さ、自立心を養いました。

A.住んでいる家、トイレ、水、布団が当たり前ではないことの気づきを得ていただきました。

B.周辺環境を知り、キャンプ場所がどのような土地なのかを学んでいただきました。

C.日本に古くから伝わる文化のひとつとして、箸を子ども達が手づくりし、何もないところからものをつくり出すことの大切さを学んでいただきました。

D.食事を自分たちで作ることによって普段食事を作ってくれている家族や食材を作ってくれている人、大地の恵みに感謝する気もちを育てました。

E.協力して食事を作ることでコミュニケーション能力を高め、仲間との連帯感をつくりました。また、助け合いの精神を学んでいただきました。

F.一日の体験を振り返り、今まで当たり前だと思っていたことが、昔の人は一つひとつのことをすべて一から作り出していることを学び、尊び、現在あることへの感謝を感じてもらいました。

 

Dfacebookでの周知活動

  パソコンや携帯電話を使用して、より多くの一般市民に伝播できるようfacebookによる広報活動を展開いたしました。メンバーでシェアをし、いいねをつけていただき拡散させました。(参考資料12)

 

   E九月「誇りある日本人育成」例会

     8月に開催されました誇りある日本人育成プログラムに参加された子どもたちによる、札幌円山動物園ができたわけを劇にて発表していただくとともに、公益社団法人日本青年会議所にて使用している徳育ゼミナールを、誇りある日本人育成プログラムに改良しながら人への感謝の気もちや親を敬う心を育んでいただきました。(参考資料13)

 

【開催日時】2014年 9月13日(土)15:00〜16:10

【開催場所】札幌市立山の手小学校 札幌市西区山の手5条6丁目1−1

【参加人数】279名

内訳 対外参加者:市民           164名

誇りある日本人育成プログラム参加者 

小学4年生、小学5年生、小学6年生   18名

対内参加者:正会員           96名 出席率56%

特別会員           1名

【事業内容】

T.第一部 徳育ゼミナール(45分)

公益社団法人日本青年会議所 意気あふれる人財育成会議にて使用しているプログラムを委員会メンバーにて習得し、誇りある日本人育成プログラムに改良しながら、人へのやさしさ、先人を敬う心、日本を愛する心を一つひとつ市民に考えていただきながら明確にし、日本を愛する心を育みました。(参考資料14)

U.第二部 誇りある日本人育成プログラム体験発表

@.誇りある日本人育成プログラムで子どもたちが1泊2日の擬似開拓体験と歴史ツアーで学んだことを演劇で市民やメンバーへ先人がつくり上げてきた苦労や想いがどのようなものだったのかを発表しました。(10分)

A.誇りある日本人育成プログラムの感想と今後の決意をまとめた文章を4年生、5年生、6年生の代表各1名にて発表しました。(10分)

B.1泊2日の誇りある日本人育成プログラムで子どもたちが学んでいる成果をドキュメンタリー映像として放映しました。(15分)

 

   F9月例会参加者からのアンケート集計及び調査・研究

     例会参加者を対象にアンケートを実施いたしました。より今後の活動に活かせるように分析結果も出しました。(参考資料15)

 

(4)成果

   @歴史調査・研究について

北海道開拓の父(開拓の神)と呼ばれた島義勇は、無人の原野であった札幌に「五州第一の都」(世界一の都)を創るという壮大な構想を描き札幌を創りあげてきた先人の一人といえます。偉大な先人たちを調査・研究した結果、日本人特有の精神性である「思いやりの心」が薄れてきていることに改めて気付かされました。殺伐とした今こそ、日本人としての価値観であり、世界に誇れる思いやりの心を今一度、呼び起こしその心を育むことにより、混沌とした時代を切り拓くたくましい誇りある人材を育成する必要があると考えます。

   Aわんぱく相撲について

札幌での初開催という大きな担いのなかで、札幌青年会議所の認知度の向上や子どもたちへの相撲大会の提供を行うことができました。多くの新聞やテレビに取り上げていただいたことで、札幌青年会議所主催するわんぱく相撲札幌場所の認知度の向上につながり、来年はより多くの参加者が見込めると考えます。

   B誇りある日本人プログラムについて

小学生参加者のアンケート結果により、勉強になった事柄が箸づくり(26%)動物園(23%)食事準備(22%)と、若干の差ではあるものの、キャンプの醍醐味と言われる食事作りよりも工作の人気が高かったことがわかりました。辛かったことの有無の質問に対して44%が「あった」、56%「なかった」との回答があり、楽しかったかどうかの質問には75%が「とても楽しかった」25%が「楽しかった」と回答、楽しくなかったと答えた子どもは0人でした。このことから、貴重な経験と楽しい事柄はけっして楽ではないということの、意識づけに役立つ経験をしていただけました。歴史について知りたいかどうかの質問に対して、知りたい(52%)とても知りたい(24%)という結果もでました。アンケートの集計結果から、キャンプ体験や歴史ツアーを実践し学習意欲の向上に寄与したと考えられます。

   C9月「誇りある日本人育成」例会について

アンケート結果に出ているように、この例会後に家の手伝いをしてくれるようになった、自分から考え挑戦する意欲が見られるようになった、家庭では見られない成長が見られたなど、意識変革や意欲の向上に貢献できました。身近な人への感謝の気もちをもって、先人たちにも感謝してもらえる人材の育成につながったと考えます。

 

(5)まとめ

誇りある日本人を調査・研究した結果、近隣住民との関係の希薄化によるコミュニティーの低下や価値観の多様化により、日本人の良さである道徳観や協調性が薄れてきている事実に直面しました。なぜそのような事態に陥っているのかというと、核家族化や情報通信技術の発展に伴いコミュニケーションをとる必要が減ってきているからです。そのような状況を踏まえ、では先人たちはどのようにして暮らしてきたのかを考えたとき、責任世代の我々ではなく、次代を担う子どもたちこそ、この現状を知るべきと考えました。それをどのように今の子どもたちに楽しく学んでいただくかを考えた結果、不自由な生活のキャンプで人とのかかわりや、物作りの大変さ、現代の便利さを体験していただくのが効果的と考え事業を実施いたしました。

誇りある日本人育成委員会では、わんぱく相撲札幌場所の開催や誇りある日本人育成プログラム・9月「誇りある日本人育成」例会を開催したことにより子どもたちだけではなく、親、そしてメンバーの皆様にも札幌の歴史や礼儀・礼節、日本人が本来もっている精神性について学んでいただきました。札幌に生まれ、日本で自分が生かされていることに誇りをもっていただき、そして徳育ゼミナールでは日本人の心、感謝の精神性を再認識していただいたことで、誇りある日本人として、より多くの市民に伝播することができました。誇りある日本人育成プログラムの企画段階では当初2泊3日の予定で学んでいただきたい内容を、ご協力いただきました皆様のお蔭をもって伝えたい内容が薄くならないように、1泊2日工程に変更し無事達成できました。

次代を担う子どもたちを対象としたことで、幅広い年代の市民に我々の運動を発信し、誇りある日本人を育成していくきっかけをつくることができました。そして、今回この機会に参加してくれた子どもたちが大人なったとき、さらに多くの市民に日本人で良かったと思える精神性を伝えていただき魅力あふれる誇りある日本人になっていただきたいと思います。


2.

特記事項

 

なし


3.

公益性の有無

 

 

(1)「公益目的事業」該当項目:

7.児童又は青少年の健全な育成を目的とする事業

9.教育、スポーツなどを通じて国民の心身の健全な発達に寄与し、又は豊かな人間性の涵養を目的とする事業

(2)上記の目的を実現する事業実施において注力する点

  7.青少年の体験型プログラムを行うことにより、青少年の健全育成に寄与します。

  9.日本の歴史や国家観を学ぶ機会を提供することにより、心豊かな人間性を育みます。

 

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前回までの流れ(意見のみ記載)

 

第11回三役・常任理事会

開催日

2014年

11月

11日

(火曜日)

報告

 

意見 1:

1(2)目的から調査研究・報告のための目的に変更してください。

意見 2:

1(3)E子どもたちが学んでいる様子ではなく成果にしてください。


第11回理事会

開催日

2014年

11月

18日

(火曜日)

報告

 

意見 1:

 

トップ/事業概要/前回までの流れ/参考資料

 

参考資料一覧

 

種 別

資  料  名

1

電子

年間事業計画 年間事業フレーム 公益目的23項目

2

電子

安倍総理 建国記念日について

3

電子

札幌資料館

4

電子

アイヌ民族の歴史と文化

5

電子

札幌の歴史を築いた先人たち(島義勇)

6

電子

世界から見た日本 1

7

電子

世界から見た日本 2

8

電子

誇りある日本人の定義

9

電子

福島県 開拓者精神

10

電子

わんぱく相撲 第29回わんぱく相撲全国大会資料及び参加者代表感想文

11

電子

NPO法人ねおすとの連携事業

12

電子

facebookページ効果分析

13

電子

九月「誇りある日本人育成」フローチャート

14

電子

徳育ゼミナール資料

15

電子

アンケート集計(案)

 

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